こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
最近ほんとに寒いですね。くれぐれも風邪などひかれないように、お気をつけ下さい。
2016年からの新たな取組みとして、この読書ブログを始めましたが、
「読書って、ほんとに大切だなあ」と再認識させられた書籍。
それが今日の一冊!
『自分を変える読書術』堀紘一(SB新書)
それでは、赤ペンチェックを見てみましょう。
▼学歴が学(習)歴で超えられる、読書は学歴を凌駕する
▼人生を楽しく生きる方法① 金持ちに生まれる
楽しく生きる一つの方法は、金持ちの家に生まれること。彼らは生まれたときから
立派な邸宅に住み、美味しいものを食べ、学校もお金の力で慶応義塾あたりに幼稚舎
から入ったりする。そうすると大学を卒業するまでエスカレーター式だから、受験勉強
に神経をすり減らす必要もなく、天下の慶應義塾大学卒ということになり、世間では
一流大卒のエリートとしてみなされるのである。
に見ると、1%の大金持ちが富の99%を独占しているといわれる。金持ちと貧しい人
のどちらが多いかというと、圧倒的に貧しい人の方が多くて、しかも自分で選択できる
権利はない。金持ちとして生まれた人はそれ自体、とてもラッキーなことなのである。
▼人生を楽しく生きる方法② 有名人の子供に生まれる
例えば、スポーツ選手の両親の間に生まれると、遺伝的な素因と環境の両方がそろっている
だろうから、子供もスポーツ選手になるケースが多い。
▼人生を楽しく生きる方法③ 読書で教養を身につけて一流の人間になる
金持ちや有名人の子供に生まれるかどうかは自分では決められないことだ。これは運命でしか
ない。なら、その他大勢の人は、教養を身につけ一流の人間になること。これは誰でもその気
になればできること。「氏」も「育ち」も関係ない。
▼環境を変える手っ取り早い方法は、物理的に移動してしまうことである。
「朱に交われば赤くなる」という喩えがあるように、周囲の友達も大きな環境因子となる。
超進学校が当たり前にように東大に入れるのも、周囲に一生懸命勉強する同級生たちが大勢いる
からだ。
▼読書必須ジャンル① 生物学
企業もまた生き物と言える。企業は生き物と同じように環境の変化に適応して進化しないと
生き残れない。環境変化になす術を持たない企業は恐竜のように滅び、市場から退場しなくては
ならない。企業が存立しているビジネスの社会もまた環境変化にうまく対応できる者だけが生き残れる
「適者生存」が基本ルールなのだ。適者生存という言葉ほど、経営者がその胸に刻んで忘れてはなら
ない言葉はない。企業は常に環境変化に敏感でなくてはならないし、その環境変化に合うように自分
を作り変えていかねば生き残っていけない。「種の起源」は全ビジネスパーソンの必読書。
▼読書必須ジャンル② 歴史
世の中というのは、俯瞰してみると同じようなことを繰り返している。古代ローマの歴史家クルティウス・
ルフスが言ったように、まさに「歴史は繰り返す」のだから、未来を知るには過去から学ぶのが近道。
資本主義には必ず「好況」と「不況」という2つの側面あり。ずっと好況が続くことはないし、ずっと不況
が続くこともない。不況に陥ると、企業は生産設備を縮小したり破棄したり、さらには社員をリストラしたり
する。その結果、供給量がうんと少なくなっていく。いずれ潮目が変わって膨らんでくると、企業は新たな
設備投資をして社員を雇い入れて供給を増やすようになり、やがて好況の波がやってくる。
好況と不況はまさに「禍福は糾える縄のごとし」といえる。
▼読書必須ジャンル③ 軍事学
「企業戦略」という言葉があるが、戦略とは元来。軍事用語。同じく、戦術も軍事用語である。
市場という戦場でライバルとなる敵対企業と戦う企業経営は、軍事戦略・戦術の運用に通じる
ところが多い。
▼読書必須ジャンル④ 哲学
哲学はリーダーを育てる学問である。リーダーに哲学がないと部下はついてきてくれない。
リーダーの役割とは、何らかの岐路に立った時、「こっちに行くぞ!」と決断することに尽きる。
その背中についていくのが、その他大勢の部下。その意味では、部下とは「リーダーが決めたことに
従う人たち」と定義することができる。
▼読書をすると運がよくなる。成功の条件は「運」と「愛嬌」。地道に努力すれば、運が巡ってくる。
第六感が働くようになる。
上記のほか、堀氏はオリックスの宮内氏と懇意にされていらっしゃる関係で、オリックス・バファローズの
「オーナー顧問」を務めているんだとか。そんな背景もあってか、こんなフレーズもありました。
「運をつかみ取るための日常的な努力が野球選手にとっての素振りだとすれば、ビジネスパーソンにとって
の素振りは読書に他ならないのだ。」
野球少年の息子に「毎日素振りしなさい!」と偉そうに言っている父親として、
読書を毎日しないといけませんね。(笑)
残念ながら、私は金持ちの家にも、有名人の家に生まれなかったので…(汗)
今日も社長業を楽しみましょう。