こんにちは、岩佐孝彦@税理士法人トップ財務プロジェクトです。
私どものクライアントで70歳の百戦錬磨の経営者がいらっしゃいます。
営業利益率35%を誇る、高収益企業を率いています。
その経営者がこう言われていました。
「70年も生きていると、世の中のことがよくわかってくるね。」
40代の私にとっては、重みのある言葉でした。
そこで、今回は73歳の老富豪が豊かな経験に裏打ちされた、無理のない
生き方を紹介した、ニューヨークタイムズベストセラーを読んでみました。
『アメリカの老富豪が贈る「超・処世訓」』アラン・フォックス(ディスカヴァー)
それでは、本日の赤ペンチェックをどうぞ。
▼社会には表のルールと裏のルールがあることを忘れない。
▼上手にNOと言う
▼80%で満足する
▼完璧を目指すのではなく、結果を完璧だと思って満足する
▼大切なのは、いつもより少しだけ深く観察し、何が「本質」なのか、
何を自分が求めているのか見極め、「本質」と「外見」を混同しない
ことである。
▼決断したからには笑顔で実行する。
▼最初は優しく。そうすればよい結果になり、言うことを聞いてもらえる
はずである。
▼子供に対してぶれない方針を示す。一貫性があってこそ人は強く生きること
ができる。スタンスのぶれない家庭は、方針が一貫している。自分には何が
必要なのか、何が限界なのかを見極めて、それにこだわるべきだ。
▼謝罪すべき時にはきちんと謝罪する。
謝罪には時間やエネルギーがほとんど必要ないからだ。だから「謝罪は弱さや
過ちの承認である」という考えを捨てよう。これまで謝罪して悪いことはひとつ
としてなかったが、謝罪すべきときに謝罪せずによかったことはゼロに等しい。
▼プロセスを重視し、結果にこだわらない。最善を尽くし、どんな結果になっても
ベストな結果だと信じる。結果的に以前と比べて、長期的な視野が持てるように
なった。
短い言葉の中に、人生の本質を感じさせてくれる一冊でした。
今日も社長業を楽しみましょう。