こんにちは、岩佐孝彦@税理士法人トップ財務プロジェクトです。
私どものオフィスは今日から仕事始め。
私が年末年始に行ったシンガポールは、
平成27年12月15日付の日経新聞によれば、英フィナンシャル・タイムズ(FT)
がまとめたアジアの将来性ランキング堂々の1位。
(東京2位、大阪9位)
先日のブログでもお話したように、
税金が安いのが大きな魅力!
日本 vs シンガポール。
最高税率を見てみると、
▼所得税等(住民税含む) 55% vs 20%
▼法人税等(事業税・住民税含む) 29.97% vs 17%
▼相続税 55% vs ゼロ
と大きな差…(涙) 特に相続税の差はエグいです。
なるほど、富裕層が日本を脱出して、
シンガポールに向かうのも合理性があるわけです。
シンガポールに住めば…
お金は【稼ぐ】ことだけ考えて、見栄消費に気をつける。
これだけで自動的にお金は残るでしょう。
ただ日本人として、日本国に住み、
日本国でビジネスをしていくなら…
お金を稼ぐことだけじゃなく、【残す】努力も必要。
日本は残念ながら、
「三代で、全部召し上げますよ」
という社会システムになっています。
昨年から大増税になった相続税がその根幹をなします。
ただ日本は君主国家として世界最古の歴史を持ちます。
建国は紀元前660年。
日本という国の由来は、日の出づる国。
つまり、遣隋使が中国皇帝に送った手紙に書き記した、
太陽が昇る国ですね。
一方、シンガポールは、
色んな国に属してきた歴史があります。
19世紀にイギリスの植民地とされ、
第二次世界大戦時は日本に占領され、
その後イギリスから独立し、マレーシアを形成。
その2年後マレーシアから追放され、
急速な発展を遂げ、今日に至っています。
多様性を受け入れる風土はあるものの、
日本と比べれば、
国としての伝統や歴史は浅いものがあります。
気候を見ても、
シンガポールは常夏に対し、日本は春夏秋冬(四季)がある。
人生、良い時もあれば悪い時もある。
生涯ずっと、真夏のようにギラギラ輝ける。
そんな人なんて、いませんね。
人生の深みを感じさせる四季の中で、
私たち日本人は生きています。
戦後70年を迎えた昨年夏に話題となった映画。
『日本のいちばん長い日』
https://www.youtube.com/watch?v=KAvsx0Hruws&feature=youtu.be
本木雅弘演じる、昭和天皇が聖断を下す
歴史的なシーンの名セリフ。
「このまま本土決戦に突入すれば、
日本民族は死に絶えてしまう。
私の任務は、祖先から受け継いだ、
この日本という国を子孫に伝えることである。」
昭和天皇のこの言葉にもあるように、
日本人には、先祖代々受け継いだものを守る。
次世代の未来のために…
そんな文化や風土が根づいています。
だからこそ、先代から受け継いだ財産に 課税される制度(=相続税)
があるのかもしれませんが…(汗)
顧問先のお客様が
税金の悩みから解放され、
安心して本業に集中できる環境をご用意したい。
個人の力なんて、たかが知れている。
でも、個人が束になって組織になれば、 大きな力が発揮できる。
2016年、私たちはスタッフ全員チーム一丸で
顧問先のお客様の資産防衛に尽力します。
今年も社長業を楽しみましょう。