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【建築費高騰】不動産の短所を長所に

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ

税理士法人トップ財務プロジェクト代表

岩佐孝彦@税理士です。

 

東京&九州の医療法人の顧問先様から

最近新規の分院オープン構想に関する

ご相談を受けました。

建物&土地の新規取得計画です。

 

分院構想自体に

ブレーキをかけることはしませんが、、

 

せめてものリスクヘッジとして、

必ずご助言する方針は以下の通り。

 

▼医療法人での取得はNG

▼資産管理法人で取得すべし

この意義は以下の通りです。

 

▼医療法人で取得すれば、

建物に係る消費税還付額が圧縮

 

⇒ 非課税売上(社会保険診療収入)の

 存在に注意

 

▼資産管理法人で取得すれば、

建物に係る消費税還付額の最大化へ

 

▼建物完成時期に合わせて、

決算月を変更せよ

 

▼建物の短所を長所に

 

⇒ 鉄骨鉄筋コンクリートの耐用年数

 50年にわたる減価償却費のみ

 

⇒ 家賃を払うのがもったいないから、

自社所有にしたい??

 

 ⇒ 建築費高騰の外部環境を見誤り、

イケイケで進むのは危険

 

⇒ 家賃の損金経理の意味は、

 約40%を国が補填してくれること

 

⇒ せめて資産管理法人で取得

 

⇒ 本業の事業法人から

 家賃を払い、損金経理せよ

 

 

▼土地の短所を長所に

⇒ 非償却資産(減価償却費ゼロ)

 

⇒ 含み益があれば、

自社株高騰の温床へ

 

⇒ せめて資産管理法人で取得

 

⇒ 本業の事業法人から

 地代を払い、損金経理せよ

 

日本経営合理化協会でご登壇中の

名経営者がいらっしゃいます。

スター精密会長の佐藤肇氏。

 

 

 『佐藤肇の経営の決断 101項』

 (日本経営合理化協会出版局)

 

 

この中にこんなくだりがあります。

…………………………………………

経営には3つある。

「攻める経営」と「守る経営」と

「捨てる経営」。

 

経営環境や会社の体力に即して、

3つをバランスよく

やらねばならない。

 

しかし多くの社長は「捨てる経営」

が苦手だ。

 

捨てることは即、

売上を減らすことだからである。

 

捨てる経営ができない社長の

会社は絶対に儲からない。

…………………………………………

 

斎藤知事が県財政の体力を精査し、

県庁建替1,000億円を反故にした。

 

これは既得権益の反発を

受けたとはいえ、

組織のリーダーとして、

合理的な判断といえるでしょう。

 

建物取得の際は、

顧問税理士と協議し、

お金が残る税務戦略を実行すべし。

 

今日も社長業を楽しみましょう。

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