こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
前回のお話の続きです。
以上の経緯を踏まえ、
巷で囁かれているのが、
船井電機の資産を
吸い上げる目的で買収した、
【吸血型M&A】
です。
11月1日のこと。
一般社団法人M&A仲介協会は、
【不適切なM&A取引に
関する注意喚起】
を公式発表しました。
不適切な買手企業として、
以下のように定義しています。
▼経営権取得後、
売手の経営者の個人保証の
解除を行わない。
▼売手企業の現金などの
資産を抜き取る。
▼そのうえで事業を放置。
▼買収後の銀行借入返済の
資力が認められない。
中小企業経営者の高齢化と共に、
後継者難が進み、
中小M&A取引が
活発化している反面、
多くの不祥事や
M&A仲介会社の強引な営業が
社会問題化しています。
顧問先様のM&Aに関する相談の中で、
私(岩佐)もこの1年間に、
2社のM&A仲介会社の営業マンに
強く苦言を呈したことがあります。
まるでマネーゲームのごとく、
企業をデータやモノのごとく扱い、
誠意をもって事を進めようとしない。
そんな営業姿勢に対し、
同じ中小企業を支援する立場の
人間として警鐘を鳴らしました。
このM&A仲介会社は
本当に信用できるのか??
不適切な事業者とのマッチングを
斡旋されるのではないか??
そんな不安を覚える経営者は
多いかもしれません。
経営者におかれましては、
営業トークに踊らされることなく、
しっかり見極めして下さいね。
今日も社長業を楽しみましょう。