こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
新NISAよりも優先すべきは、
▼企業型確定拠出年金
or
▼iDeco
です。
新NISAとの大きな違いは、
▼掛金
⇒ 所得控除OK
or
⇒ 社会保険料の節減OK
という効果が得られることです。
万一投資運用が
上手くいかなくても、
掛金が個人の税金計算上の
経費に計上できるのです。
出ていくお金が経費で落ちるのか?
この視点は経営者にとって、
極めて重要です。
政治の世界では現在、
自民党総裁選の報道で持ち切り。
「政治とカネの問題」
に対し、
国民の厳しい目が
向けられています。
▼トー(10割)… サラリーマン
▼ゴー(5割) … 事業主
▼サン(3割) … 農家
▼ピン(1割) … 政治家
という言葉もあります。
国税が所得を捕捉している
職業別の割合ですね。
自分の使ったカネに対し、
経営者と比べると、
領収証を保管する
機会は少ないかもしれません。
なぜなら、
【給与所得控除】
という領収証無しで、
無条件で認めてくれる。
そんな非課税枠があるからです。
一橋大学名誉教授の
野口悠紀雄先生は、
「国が認めた脱税枠
= 給与所得控除」
とご著書の中で喝破しました。
ただ日本の360万社の事業所の
99.7%を占める中小企業の場合、
法人と経営者個人は、
家族を含めて表裏一体です。
よって、
経営者自身が主宰する法人にて、
「支出が経費で落ちるのか否か」
はお金を残す経営を考える上で、
死活問題でしょう。
こういう視点で考えれば、
【新NISAよりも、
企業型DCやiDeCoを優先】
すべきことも理解できるはずです。
今日も社長業を楽しみましょう。