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【銀行対策】長期金利よ、おまえもか

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ

税理士法人トップ財務プロジェクト代表

岩佐孝彦@税理士です。

 

長期金利の上昇が止まらない。

先日は13年ぶりの高水準。

一時1.1%を超えました。

 

物価がどんどん上がる中で、

金利も上がっています。

 

「ブルータスよ、おまえもか」

 

古代ローマの英雄カエサルが

部下のブルータスに暗殺される時に

放った言葉といわれています。

 

 

このエピソードから、

信頼していた相手に裏切られた時の

嘆きの言葉として広がりました。

中小企業経営者にとって近年、

「金利は低いもの」

という意識があったでしょう。

 

コロナ禍にはゼロゼロ融資が誕生。

その前後も長らく、

マイナス金利時代が続きました。

 

しかし、

物価上昇に歩調を合わせ、

金利水準も上昇気流にあります。

 

まさに

「長期金利よ、おまえもか」

と言いたいところですね。

 

上昇し続ける金利に対し、

経営者はどんな対策を取るべきか?

 

それは以下の2つです。

 

▼その1

金利の固定化

⇒ 金利スワップの検討

 

▼その2

新規投資時の補助金&助成金の

フル活用

⇒ 銀行借入依存体質の脱却

 

順番に見ていきましょう。

その1の「金利の固定化」のお話です。

 

今までは低金利時代が続いたため、

【変動金利】

の一択でよかったと思います。

 

ただ今後更なる金利上昇が見込まれる

時代に突入した今、

【固定金利】

の選択を検討すべきでしょう。

 

ただ注意が必要です。

固定金利を選択すると、

 

当然金利が高くなったり、

繰上返済時には

違約金を要する場合もあります。

よって、

「固定金利か変動金利かの二択」

ではなく、

「途中から金利水準を

変更することができるか否か」

を融資を受ける際に確認して下さい。

 

中には融資期間中に、

変動金利と固定金利を変更できる

 

「金利スワップ」

 

が可能な融資形態もあります。

 

 

時流対応として、

今後の銀行対策の交渉に

新たに取り入れるべき材料です。

 

続いて、その2です。

 

今後新規投資など、

資金調達が必要な場合、

安易に銀行融資に走らない。

 

そんな経営姿勢を

鮮明に持つべきです。

 

借りたカネは返さないといけない。

 

当然のビジネス流儀ですね。

 

しかも、

「お金の使用料=金利」

の負担が今後増大するのは必至。

 

しかし公的支援を活用し、

 

▼補助金(経産省)

⇒ 中小企業診断士領域

 

 

▼助成金(財務省)

⇒ 社会保険労務士領域

 

 

▼優遇税制(財務省)

⇒ 税理士領域

 

を受けることができれば、

 

投資負担を最小限にし、

キャッシュフローを好転できます。

 

知っているか知らないかだけで

差が付くのがお金の世界です。

 

今後は銀行からの資金調達に

相応のコストがかかる時代になります。

 

ゼロゼロ融資の返済開始時に、

1.2%の金利水準を敬遠し、

健全なる財務体質を盾に

低金利の融資に借換した。

 

そんなケースも昨年見られましたが、

今再び新たなフェーズに入りました。

 

重心を低く、低く、低く!

 

銀行対策においても、

「低重心経営」

で時代変化に賢明なる対応を!

今日も社長業を楽しみましょう。

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