こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦＠税理士です。
新年度に際して、
各企業の新たな取組みの報道が
目につきます。
近鉄グループは本店を除き、
【百貨店を店名から外す】
ことを決定しました。
従来の百貨店モデルから脱却へ。
高級路線の継続は本店のみ。
その他の店舗は、
日常使いの商業施設として
生き残る戦略を鮮明にするとか。
店舗ブランドの刷新です。
三越や高島屋といった呉服系は、
屋号がブランドそのもの。
後発で参入した電鉄系は
百貨店を名乗り、
価値を創造してきましたが、
時流には逆らえない？？
どんな店舗ブランドが
新たに誕生するのか？
近鉄グループの環境変化対応に
今後注目です。
近鉄グループのように、
新規事業や新規ブランドの構想を
練っている。
そんな時の経営者は
誰でも楽しい気持ちになります。
脳科学的に言えば、
快楽の物質として、
ドーパミンが放出されるからです。
『お金への考え方を変えよう』
（三笠書房）
（デビット・クルーガー著）
（神田昌典：監訳）
には興味深い研究結果が
紹介されています。
ご褒美を想像すればするほど、
ドーパミンを放出する神経細胞は、
長時間活発に働き、
ナチュラル・ハイの状態は
さらに高まる。
デイトレーダーはPCの前に座ると、
実際に取引さえ始めないうちに
大儲けの期待だけで
ドーパミンが放出され、
興奮状態に陥るとか。
大谷翔平選手の元通訳だった、
水原一平氏も恐らく、
こんな脳の状態だったのでしょう。
ドーパミンは不思議なもので、
将来のご褒美を想像する方が
実際にご褒美を手にした時よりも、
放出量が多くなるのです。
イケイケで身の丈以上の
過剰投資をした結果、
経営がおかしくなる。
こんな状況に陥る際の
経営者の脳ミソの中は、
「大きな投資をした結果、
大きな儲けを手にできる」
と想像し、
大量のドーパミンが
放出されているのでしょう。
ネオン街で女性を目の前に
アルコールを飲んでいる時、
経営者の気持ちが大きくなる？？
こういう時も、
同じ状況が脳に生まれている可能性大。
経営者に常に必要なのは、
【クールヘッド・ウォームハート】
（頭は冷静に・心は熱く）
です。
新規事業がうまくいけば、
こんなに大儲けができるんだ！？
と舞い上がり、
イケイケで過剰投資を
くれぐれもしないように！
十分注意して下さい。
今日も社長業を楽しみましょう。
