こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
経営戦略の有効な打ち手として、
いま注目すべきは、
伊藤忠商事による
ビッグモーター買収検討でしょう。
日経新聞によれば、
「資産査定の独占契約」
を伊藤忠は締結したとか。
ビッグモーターの経営状況や
資産内容について、
デューデリジェンスを行い、
来春までに再建支援するか、
最終決定する方針だそうです。
伊藤忠商事の経営三原則で
有名なのは、
【か・け・ふ】
です。
▼か … 稼ぐ
▼け … 削る
▼ふ … 防ぐ
中興の祖でいらっしゃる、
岡藤正広会長が提唱しました。
今回のビッグモーター買収検討でも、
この三原則は具現されています。
▼か … 稼ぐ
自社グループで展開中の
自動車ビジネスとの相乗効果
↓
全国の店舗網とのシナジー追求
▼け … 削る
創業家の兼重ファミリーの排除
↓
組織体質&企業文化の刷新
▼ふ … 防ぐ
ブランドイメージの毀損、
訴訟リスクへの対策
↓
1,000件以上のトラブルが生じ、
複数の民事訴訟を抱える状況
に対する法的対応策
不正行為が大体的に報道され、
企業価値がどんどん毀損していく。
そんなリスクが見られる中で、
独占交渉権を獲得した。
ビッグモーターの資金繰りが
今後厳しくなるほど、
伊藤忠商事の交渉力は増し、
お買い得になっていく。
買収価額は一体いくらになるのか?
資本コストを上回る
事業展開の可能性があるのか?
伊藤忠商事による
【か・け・ふ】
の経営手法に注目です。
今日も社長業を楽しみましょう。