こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
今日は「長崎原爆の日」。
この季節になると、
多方面で回想される偉人がいます。
山本五十六氏。
連合艦隊司令長官で、
平民として初の国葬へ。
広島や長崎の原爆に隠れ、
巷であまり語られないのが、
「長岡空襲」
です。
広島原爆の5日前に
行われました。
米軍の山本五十六氏への
復讐の念は当時極めて強かった。
新潟県長岡市が
彼の出生地だったため、
空襲の標的とされたとか。
先日新潟の資産家の顧問先様に
ご訪問した際に教えて頂きました。
長岡藩の家風として、
彼の生活信条であったのが、
【何事も根本といふ事】
という言葉。
何事か起こった場合、
物事の本質を掴んで判断し、
断行する。
それを端的に示した言葉です。
ビッグモーター問題を見ても、
創業家が経営の本質を見失い、
「経営の目的と手段を見誤る」
事態が生じています。
稲盛和夫氏がかつて提唱したように、
▼目的
= 従業員の物心両面の幸福の追求」
▼手段
= 利潤の追求
= アメーバ経営」
であるにもかかわらず、
「数字は人格」
というスローガンの下、
「目的 = 利潤の追求」
となってしまい、
厳しいノルマで現場を追い込み、
不正が横行へ。
この問題は私たち経営者に
反面教師になりますね。
信越化学工業の中興の祖と言われた
金川千尋氏の著書に、
『常在戦場』
がありますが、
山本五十六氏も揮毫を頼まれると、
この4文字を書き残していたとか。
長岡藩の家臣団にも、
「常に戦場に在り」
という生活信条があるそうです。
自社株対策を初めとする
資産防衛も同様に『常在戦場』です。
初期設計を間違うと、
会社&社長個人に禍根が残る。
長岡藩の生活信条であった
【何事も根本といふ事】
という言葉を肝に銘じ、
地雷を踏まぬように、
顧問税理士と共に
心して対応していくべし。
今日も社長業を楽しみましょう。