こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
先週末クライアントの
創立50周年記念祝賀式に参列しました。
「これまでの50年
ありがとうございました。
これからの50年も
よろしくお願いします。」
素晴らしいメッセ―ジでした。
冒頭のY社長挨拶のスピーチで
印象に残ったのは次のお言葉です。
「私は明治大学出身で
2学年下に植村直己がおりまして、
彼の生前の
『冒険とは生きて帰ること』
という言葉を経営に置き換えて、
『経営とは生きて生きて
生き永らえること』
と考え、今日までやってきました。」
百戦錬磨の御年80歳過ぎの
経営者のお言葉だけに
深みを感じました。
Y社長、
誠におめでとうございました。
今日5月29日は、
「人類がエベレストに初登頂に
成功した記念日」
です。
1953年にヒラリー氏が登頂成功。
1970年には植村直己氏が
日本人として初めて登頂に成功。
植村直己氏は43歳の誕生日に
マッキンリーに世界初の登頂成功。
しかし、その翌日に消息不明となり、
遺体は現在も発見されていないとか。
明治大学山岳部の2度にわたる
懸命なる探索活動も虚しく。
そんな植村直己氏にこんな名言あり。
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必ず壁はあるんです。
それを乗り越えた時、
パッとまた新しい世界がある。
だから厳しく自分を鞭打って
やってきた時は、
振り返ってみた時、実に爽やかです。
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世界のウエムラと呼ばれ、
国民栄誉賞を受賞。
さすがに深みがあるお言葉です。
誰しもビジネスをしていれば、
必ず壁(=ピンチ)が訪れるもの。
冒頭のY社長も過去50年間で
「リーマンショック時が
最大のピンチであった」
と述懐されていました。
現在は大変好業績でいらっしゃり、
敬意を表します。
三木谷浩史氏にとっては、
楽天グループが今まさに
壁(=ピンチ)と言えるでしょう。
苦戦が続く携帯事業が重荷となり、
4年連続赤字へ。
資金繰りが喫緊の課題となる。
そこで今回異例の大型増資へ。
(資金調達額3300億円)
3300億円の内訳をみると、
注目すべき点があります。
第三者割当増資の筆頭は、
▼三木谷氏の資産管理会社など
⇒ 300億円
となっている点です。
上場企業の4社に1社は、
資産管理会社を有しています。
三木谷氏の個人資産管理会社は、
「合同会社クリムゾングループ」
です。
クリムゾンは深紅という意味。
▼楽天ゴールデンイーグルス
▼ヴィッセル神戸
といった楽天グループの
球団ユニフォームに使用されている。
先日の「母の日」の日曜日。
妻へのお花を買いに
神戸の花屋さんに行ったところ、
イニエスタ選手が隣にいました。
家族でお花を買いに来ていたようです。
(驚)
周囲の人たちに写真撮影を
依頼されていましたが、
ヴィッセル神戸の今シーズンでの
退団が先日発表されましたね。
オリックスの選手なら
写真撮影をお願いしましたが、
今回は見守るだけにしました。
(笑)
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三木谷氏の原点は、
母校のハーバード大学とのことで、
同校のスクールカラーを
個人資産管理会社の社名へ。
本業ビジネスが危機に陥った時、
イの一番に
「個人資産管理会社」
の出番になる。
楽天の今回の資金調達の
一番手はクリムゾングループです。
私(岩佐)は常日頃より、
「社長のお金はエゴではない。
会社を守る最後の砦」
と言っておりますが、
個人だけではなく、
資産管理会社も重要になります。
「想定外が起きても
社員と家族を守る」
そのために資産管理会社に
緊急予備資金をプールできるか?
三木谷氏からこの重要性を
再認識させられます。
今日も社長業を楽しみましょう。