こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
厚生労働省より先日、
日本の将来が心配になる発表あり。
▼2022年の出生数
初の80万人割れ
(想定より11年早く)
出産期にあたる世代の減少に加え、
新型コロナウイルスの感染拡大で、
結婚・妊娠・出産にためらう。
そんな人が増えたのが原因だとか。
若い世代に経済不安が広がり、
出産に前向きになれない。
そんな社会の潮流が鮮明へ。
米国経営学者のドラッカー氏は、
かつてこう言いました。
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明日何が起こるかわからないが、
未来についてわかっていること。
それは人口動態のように、
“いますでに起こっている未来”
だけである。
人口の変化は、
労働力・市場・社会・経済にとって
最も基本となる動きである。
しかも、
その変化は速く、その影響を現す。
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彼の先見力&未来予測の源泉は、
【人口動態】
なのです。
先日の日本経済新聞では、
『出生数激減
自国民にも選ばれぬ日本』
という社説が掲載されました。
岸田総理による、
「社会機能を維持できるか
どうかの瀬戸際」
というコメントどころか、
国の存立さえ危うくなる。
日本が外国人だけでなく、
日本人にも選ばれなくなりつつある。
このように警鐘を鳴らす記事でした。
日本経済の将来に
悲観論が漂っていますね。
税制面から見ても、
『自国民に選ばれぬ日本』
と言えるかもしれません。
所得税確定申告期間中に
毎年再認識させられるのは、
「個人の税金は高い」
という現実です。
法人税等の実効税率33.6%。
消費税10%と合わせ、43.6%。
一方、
個人に係る所得税率は
課税所得1,800万円以上40%。
住民税10%と合わせ、50%。
課税所得4,000万円以上で、
所得税の最高税率45%。
住民税と合わせ、55%。
これに社会保険料もかかります。
このように、
「法人&個人の両面」
で十分に納税義務を果たしている。
それにもかかわらず、
あの世に行っても、
残した財産を引き継いだ家族に、
「相続税」
の納税義務が生まれるのです。
「相続税 = 二重課税」
と言われる所以ですね。
▼稼いだお金
*法人税
*所得税
▼使ったお金
*消費税
▼残したお金
*贈与税
*固定資産税
▼死んだ時に残したお金
*相続税
稼いでも、使っても、残しても、
あの世に行っても、
税金は追いかけてくるのです。
子供の頃から誰もが知っている、
『せんろはつづくよどこまでも♪』
という童謡がありますが、
『ぜいきんつづくよどこまでも♪』
と言いたくなります。
(笑)
このお話は次回に続きます。
今日も社業長を楽しみましょう。