こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
税理士として相続税対策のご支援に
従事していると、
以下の名言の重みを感じます。
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人間死ぬまでは、
幸運な人と呼んでも、
幸福な人と申すのは、
差し控えねばならない。
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「歴史の父」と称される。
古代ギリシャの歴史家
ヘロドトスの名言です。
たとえ今、
運に恵まれているからと
言ったところで、
それが一生続くとは限らない。
その人が幸せだったか?
その終わり方を見るまで
わからない。
人の幸福は死ぬまで分からない。
これが人生の真実ですね。
実は、過去に賞賛された
「名経営者の相続税対策」
において多くの失敗の事例あり。
彼らのご生前の名言と
相続税の追徴は以下の通り。
▼HOYA中興の祖
鈴木哲夫氏
★ご生前の名言
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新しいことをやれば、
最初は必ず損をする。
だが、方向性が正しければ、
時間がかかるかどうかの
違いはあっても、
最終的には成功する。
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★相続税の追徴90億円
▼トステム創業者
潮田健次郎氏
★ご生前の名言
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何らかの差別化ができず、
世の中の多くの中小零細企業は
苦しんでいる。
法に触れること、
良心に反すること等、
破廉恥なことだけは絶対するな。
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★相続税追徴110億円
▼キーエンス創業者
滝崎武光氏
★ご生前の名言
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人件費は経費ではなく、
付加価値創造の要素である。
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★贈与税追徴300億円
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名経営者としての
ご生前の偉大なる功績に
一切関係なく、
容赦なく国税は、
相続税対策を否認へ。
3名の経営者とも、
ご自身の自社株対策において、
「財産評価基本通達総則6項」
の“伝家の宝刀”を
抜かれてしまったのです。
偉大なる名経営者の
相続税対策は、
なぜ失敗に終わったのか?
共通するパターンは、
「死の目前1年間の
短期集中で一気に実行」
という資金の流れです。
ご生前は本業でご多忙。
相続税対策は後回し??
相続税対策に限って言えば、
上記3名の名経営者は、
“反面教師”
になるでしょう。
へロドトスの下記名言の
深みを再認識させられます。
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人間死ぬまでは、
幸運な人と呼んでも、
幸福な人と申すのは、
差し控えねばならない。
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終わりよければすべてよし。
相続税対策は、
経営者人生にて大変重要です。
今日も社長業を楽しみましょう。