税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
次に、ストック面(資産)
から見た幸福度です。
同じく内閣府が2020年9月発表の
『満足度・生活の質に関する
調査による第4次報告書』
の結果は以下の通り。
▼金融資産残高と幸福度の関係
★金融資産100万円未満
⇒ 幸福度 3.64
★金融資産100~300万円未満
⇒ 幸福度 4.32
★金融資産300~500万円未満
⇒ 幸福度 4.67
★金融資産500~700万円未満
⇒ 幸福度 4.91
★金融資産700~1,000万円未満
⇒ 幸福度 5.08
★金融資産1,000~2,000万円未満
⇒ 幸福度 5.42
★金融資産2,000~5,000万円未満
⇒ 幸福度 5.83
★金融資産5,000万~1億円未満
⇒ 幸福度 6.47
★金融資産1~3億円未満
⇒ 幸福度 6.88
★金融資産3億円以上
⇒ 幸福度 5.97
3億円までは、
金融資産が多ければ多いほど、
高い幸福度になっています。
ただ3億円以上になると、
幸福度は下がっています。
私(岩佐)の税理士目線で言えば、
【財産債務調書制度】
が背景にあると見ています。
財産債務調書制度とは、
▼総所得2,000万円超
かつ
▼総資産3億円以上
の場合に国税庁に対し、
毎年3月15日までに
提出が義務づけられている制度。
未提出であれば、
罰則規定も明文化されています。
ご注意ください。
いずれにせよ、
総資産が3億円以上になれば、
「個人資産の明細」
まで税務署に対する
提出義務が生まれる可能性あり。
日本の税制メカニズムが、
「お金と幸福度の関係性」
にマイナス影響をもたらしている。
ただ税制を批判しても、
何も始まりません。
あらゆる経営者の使命は、
「環境変化対応」
であると共に稲盛流に言えば、
「従業員の物心両面の幸福」
の追求です。
我々税理士の使命としても、
「経営者の物心両面の幸福」
を追求すべく、
▼節税
▼資産防衛
▼補助金(経産省)
▼助成金(厚労省)
のワンストップでのご支援を通じ、
「お金を残す力の最大化」
という価値提供をしてまいります。
今日も社長業を楽しみましょう。