こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦＠税理士です。
経営者にとっては、
▼賃上げ
▼解雇濫用法理
▼人手不足
の“三重苦”が益々加速へ。
人件費について難しい
ハンドリングが求められます。
そんな市場下ですが、
以前朝日新聞にて、
面白い中小企業の存在を知りました。
「日本一楽しい会社にする。」
そんなスローガンを掲げる
中小企業が群馬県の片田舎にあり。
その名は、中里スプリング。
名経営者の中里社長が率いる
創業70年の中小企業です。
すべての経営判断を好き嫌いで決める。
嫌いな取引先とは、
こっちから契約を切る。
「大きな取引をしているんだから、
もっと値下げしろ」
「うちがあるから、
おまえんとこは助かってんだろ」
そんなこと言ってくる取引先と
仕事をするのはイヤだ。
そう思った社員は、
理由を添えて中里社長に申請する。
裏付けをとって妥当であるなら、
取引をやめる。
たとえ、
どんなに大きな取引だろうと、
取引先が上場会社だろうと、
契約を切るそうです。
事実、50社ほどと縁を切ってきた。
会社の売上より守るべきものは、
「社員の笑顔と誇りである」
と中里社長はおっしゃられます。
一方、社員たちはこう思うそうです。
「会社は、
自分達の要望を聞いてくれる。」
「社長が営業を頑張ってくれている。」
「私たちがすべきことは、
バネづくりを磨くことだ。」
どんなに短納期の仕事でも引き受ける。
たとえ一品注文であっても引き受ける。
難しいバネづくりでも、
既存の機械設備を改良して行う。
経営者と社員の見事な信頼関係ですね。
（拍手！）
しかし、
「取引先を自ら切る」
ということは、
自ら売上を減らすことです。
簡単なことではありません。
但し、
▼顧客を選べるだけの高い技術力
▼売上ではなく、
１人当たり労働生産性を重視
している会社だからこそ、
故稲盛和夫氏の名言である、
「目先の損得ではなく、
善悪で判断せよ」
を実践できるのです。
中里社長は全国から
講演に引っ張りだこ。
その講演先で、飛込営業へ。
これで新規開拓してきた。
その結果、
47都道府県に取引先があるとか。
中里社長は、後継者の息子さんに
こう言っているそうです。
「30年後に創業100年になる。
それまでに、
取引先の全市区制覇を
是非とも実現してくれ。
101年目からは、どうするか？
そのとき、皆で決めてくれ。
廃業しても構わない。」
理念やビジョンは経営者が
自由に決めることができます。
確かに中里スプリングのビジョンが
最適解と感じるか否かは、
経営者によって違うでしょう。
ただオーナー経営者は、
「売上＆社員数を年々、
右肩上がりで成長させていく」
という固定観念に縛られる必要性は、
必ずしも存在しないのです。
中里スプリングの理念は、
「社員の笑顔と誇りを守る」
です。
しかし来年あなたの会社の
「経理担当者の笑顔と誇りを奪う」
荒波が押し寄せてきます。
▼インボイス制度
（2023年10月施行）
▼電子帳簿保存法
（2024年1月施行）
経理事務負担激増により、
“インボイス地獄”
が到来するのです。
多くの経営者にとって、
▼営業部＆製造部
＝ プロフィットセンター
▼管理部（総務経理部）
＝ コストセンター
の認識でしょう。
ただ上記2つの
経理ルール変更に伴い、
「管理部のコストセンター化」
は色濃くなるかもしれません。
あらゆる経営者の使命は、
「環境変化対応」
でありますが、
▼原材料高
▼資源高
▼人件費高
の世界的なインフレ危機の下、
「管理コスト増」
が日本特有の問題として、
押し寄せてくるのです。
経営者として荒波に負けず、
「経理担当者の笑顔と誇りを守る」
ことを理念として掲げたい。
そんなあなたに特別なご案内です。
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経理ルール変更に伴う
事務負担増にこう備えなさい！
『インボイス制度＆電子帳簿保存法
に賢く対応する超実践法』
税務調査対策はズバリこれで解決！
https://www.tfp-j.com/online3.html
▼開催日時
令和４年１０月２１日（金）
１８時～１９時３０分
▼場所：オンライン（Zoom）にて
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インボイス制度は1年後から施行へ。
来年10月から導入されます。
一つ間違えれば、経理の現場が
“インボイス地獄”
に陥りかねません。
「経理はお任せ」
という経営者も多いですが、、
もはや無視できません。
今日も社長業を楽しみましょう。
