こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦@税理士です。
ダイキンやアイリスの動きは、
「環境変化対応」
のお手本になるかもしれません。
逆に反面教師はどんな企業か??
それは“ゾンビ企業”かもしれません。
9月26日号の日経ビジネスにて、
『増殖 ゾンビ企業
コロナ融資の後遺症』
の特集記事が掲載されています。
ゾンビ企業とは、債務超過。
金融機関の融資で辛うじて、
延命できている企業のことだとか。
ゾンビ企業の数は16.5万社。
中小企業全体の1割を超える。
金融機関が戦々恐々とするのは、
「コロナ融資の返済が始まり、
破綻増加の足音」
です。
帝国DBの統計データとして、
ゾンビ企業の実態が紹介へ。
業種傾向としては、
外出規制や供給制約の
打撃を受けた、
「コロナ不況業種」
が多くなっています。
売上規模も5億円未満。
従業員数は50人以下。
いわゆる小規模が大半です。
冨山和彦氏(産業再生機構)は、
日経ビジネスのインタビューで
以下のコメントをされています。
…………………………………………
企業の新陳代謝が人を救う。
今度こそ「さらば昭和」を
…………………………………………
東京商工リサーチによれば、
▼2021年の企業倒産件数
前年対比22%減(6,030件)
となり、57年ぶりの低水準。
この背景には、
▼コロナ融資
▼雇用調整助成金
▼持続化給付金
等で延命できた中小企業あり。
ただもう待ったなし??
コロナ融資は遅くとも、
来春から返済スタートへ。
コロナの傷が癒えず、
物価高の打撃も重なり、
ゾンビ企業の倒産ラッシュが
始まるかもしれない。
以上、日経ビジネスの論調です。
他山の石にしたいところですね。
変化が常態化した
不連続な社会の中で、
「環境変化対応」
をどこまで実践できるか?
私たちに今問われています。
今日も社長業を楽しみましょう。