こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦@税理士です。
円安が止まらない。
1ドル140円台が続いています。
一体これからどうなるのか??
世界同時不況の足音なのか??
後継者問題が取り沙汰されながらも、
日本電産が関社長を退任させた。
百戦錬磨の永守重信氏のお考えは、
「世界同時不況に備え、
古参幹部を中心とした戦闘態勢」
を取るための人事だったとか。
このような報道を見ると、
経営者の私たちは重心を低くし、
超悲観主義で臨戦態勢へ。
「愚者は経験に学び、
賢者は歴史に学ぶ」
ビスマルク氏(ドイツ鉄血宰相)の
名言ですね。
かつての経営の神様の
「不況心得」
を紐解いてみましょう。
昭和の経営の神様といわれた
松下幸之助氏は、
「不況時は人材育成に注力」
と言われました。
平成の経営の神様といわれた
稲盛和夫氏は、
「不況時は全員営業」
(製造・総務経理含む)
と言われました。
両氏に共通するのは、
「社員教育による組織力向上」
になるでしょう。
ただ経営者が決して
誤解してはならないこと。
それは【組織とチームの違い】です。
組織とは、
▼ある構造をもって安定的に
存在する人間の集団
▼マネジメントによって
設計されるシステムの性能
であるのに対し、
チームとは、
▼お互いの相互依存関係を
理解し合っている人間の集団
▼現場の相互作用の中から
湧き上がってくるもの
です。
かつては組織力の方が大切だった。
しかし今は、
チーム力がよりパフォーマンスを
左右するようになりつつある。
その理由は以下の3つです。
▼情報技術の発達
▼経済のソフト化の進展
▼世の中の変化スピード
ベトナム戦争の悲劇を鮮烈に描写。
そんな映画が『プラトーン』。
プラトーンとは、小隊のこと。
戦争史を観ても、
▼組織力
= 横隊陣形の編成
= 旧日本軍
(歴史的大敗)
▼チーム力
= 縦隊陣形の編成
= ナポレオンが世界初の展開
(連戦連勝の怒涛の進撃)
となっています。
ということは、
チーム力を向上させるための
人材育成は、
「チームリーダー = 管理職」
がキーパーソンとなります。
つまり人材育成は、
「管理職教育こそセンターピン」
であるということ。
『プラトーン』以外にも、
1963年『大脱走』
1957年『十二人の恐れる男』
など優れたチームを描く。
そんな映画は多いですね。
しかし、
組織の物語を描く映画はない。
組織のレベルになると、
個人の顔が見えないからです。
今日も社長業を楽しみましょう。