こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦@税理士です。
江戸時代のビジネス書の
ベストセラーは何か?
井原西鶴の『日本永代蔵』です。
この作品は面白いですね。
冒頭には、
「金は商人にとって、
命の次に大切なものだ」
と書いておきながら、
「金なんかあったって、
死んだらおしまい。
あの世まで持っていけない」
と書かれてある。
「金に拘泥するものじゃない」
と書いてあるかと思えば、
「最後はやっぱり金がものを言う」
と書かれている。
話が行ったり来たりで矛盾だらけ。
ただお金の本質というのは、
古今東西こんなものなのでしょう。
オーナー経営者のための
相続税対策についても、
「最後はお金」
です。
経営者の万一に備え、
▼社員を守るお金
▼家族を守るお金
をいくら用意しておくべきか?
経営者人生の有終の美のため、
▼俺(私)の役員退職金
▼俺(私)のキャピタルゲイン
▼俺(私)の創業者利益
をエクジット戦略として、
どう作っていくのか?
経営者として、
最後はお金を残すべし。
百戦錬磨の経営者でも
後継者問題で二転三転している。
そんな永守永守重信氏を見ると、
老舗企業の後継者のお客様に
改めて敬意を表したいと思います。
(拍手!)
「金を残すは下、仕事を残すは中、
人を残すは上」
後藤新平氏の名言ですね。
「最後はやっぱり金がものを言う」
と上記で書きながら、
「金を残すは下」
と書くって一体どういうことやねん?
矛盾してるやないか?
そんなお叱りを受けそうですね。
ごめんなさい!
それが、お金というものです。
(笑)