こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。
私にとって先日の福井遠征でのオマケの収穫は、岩佐又兵衛の墓前に
手を合わせることができたことでした。
岩佐又兵衛は江戸時代の天才絵師といわれた人で、戦国武将の荒木村重
の長男として生まれたとのこと。
しかし、父・荒木村重が織田信長に謀反を起こしたとして母を殺され、
乳母と落ち延び、母方の岩佐の姓を名乗り、絵師として身を立てたという
人物です。
同じ苗字の歴史上の偉人として、以前から個人的に“気になる存在”でした。
今回偶然にもお参りできて、よかったです。
さて、経営者にとって会社のお金を守るために是非とも“気になる存在”として
マークしておきたいのが、日本政策金融公庫ですね。
今回の遠征でセミナー主催者として大変お世話になりましたが、
中小企業が絶対にお付き合いすべき金融機関です。
5月20日付の日経新聞にもこんな記事が出ていました。
「中小融資の保証縮小 全額から原則8割に」
民間金融機関を受け皿とする中小企業融資の保証先である、
信用保証協会の保証割合が縮小になるとのこと。
保証協会付融資は、民間金融機関にとって旨みのある制度です。
どこの金融機関も、こぞって営業を仕掛けてきますね。
銀行から見れば、何といってもリスクゼロで融資できるわけですから。
しかし、今後は全額の保証はされない方向のようです。
そうなると、ますます民間金融機関ベースの融資姿勢は慎重になって
いく可能性が高いです。
中小企業の資金繰りのツボは、万一の時にお金を引っ張ってこれる
ルートを複数持つこと。
過去の返済実績を重視してくれ、赤字や債務超過でも融資が受けられる
可能性がある日本政策金融公庫とは、社長が“気になる存在”として、
継続して定期的にお付き合いすべし。
今日も社長業を楽しみましょう。