こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦@税理士です。
米国のバイデン大統領が来日。
先日、東京都港区の八芳園で、
夕食会が開催されたとか。
▼新経済圏構想IPEF
▼国連安保理の常任理事国支持
▼台湾防衛関与
など色んな動きが見られます。
中国の台頭の中で、
米国の相対的な国力の低下。
米国の日本に対する期待が
増している。
これが今回のバイデン来日の
背景にあると言われます。
ただ米国経済のマイナス影響を
わが国は受けています。
先日の日経新聞では、
「都銀 米国の国債投資
含み損1.7兆円」
の報道がありました。
ただこれは序章にすぎないのか?
米国債投資のマイナスが
今後どんどん重くなる?
容易に想像がつきます。
米国の長期金利は昨年末、
年1.5%でしたが、
3月末に2.3%まで上昇。
現状は3%前後。
インフレ対策のため、
利上げの引き締め策に
踏み切っているのです。
今すぐではないにしても、、
近い将来わが国でも、
「金利は上がっていく」
可能性が十分あります。
そうなると、
「金利上昇アレルギー」
に経営者は注意すべし。
マイナス金利下に加え、
コロナ対策もあり、
ここ数年は、
容易に楽勝(?)で
銀行から融資を受けることが
できました。
史上最大の財政出動により、
「実質3年間無利子」
の恩恵は大きかったですね。
《注》
実質無利子融資は、
物価高対策を受けて、
今年9月まで延長の見通し
よって、経営者の大半が
「金利上昇局面の免疫」
がないのです。
一般個人の住宅ローンでも、
「60%は変動金利」
の契約だとか。
金利はずっと
上がってこなかった。
だから、多くの人が
「変動金利で十分」
と高を括っていました。
一昔前なら、
金利は変動するのを前提に
安全面からも
「固定金利」
で住宅ローンを組む
ケースが多く見られました。
固定金利なら、
長期間のローン支払計画も
立てやすいものがありました。
しかし今後は、
変動金利が仇となる?
金利が上昇に転じると、
ローンの支払額が跳ね上がる?
そんな危機が将来予測されます。
いずれにせよ、
経営者が近年抱き続けた
「銀行借入金利の常識」
に変化の兆しが見えています。
今日も社長業を楽しみましょう。