こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の
岩佐孝彦@税理士です。
7月は経営者にとって
「人件費関係」
に頭を痛める季節??
納付期限として、
「7月12日(月)」
に下記3つが到来へ。
▼その1:労働保険料
⇒労災保険料&雇用保険料の年度更新
▼その2:算定基礎
⇒厚生年金保険料の標準報酬額の決定
▼その3:源泉所得税(納期特例)
⇒小規模事業者の半年に1回の納付
上記3つはすべて
「毎月支給の給与」
から天引きされるもの。
しかし原則として、
「労働保険料」
だけは役員報酬に無関係!
純粋に従業員給与に係るコストです。
このコストを事業主が負担するから、
▼従業員の退職等
⇒ 失業等給付
▼従業員の負傷等
⇒ 治療費等の補償
を受けられるわけです。
経営者にとって、
「人件費= 最大の固定費」
である所以です。
ただ労働保険料を
「納付義務」
の側面だけで見てはダメ!
労働保険料を払っているからこそ、
「助成金受給の権利」
が経営者の手中にあり!
例えば、2021年度において
「人材確保等支援助成金」
の変更は以下の通り。
▼テレワークコース新設
*機器等導入助成
⇒ 導入費用の30%
*目標達成助成
⇒ 経費の最大35%
*1企業上限100万円
*対象者1人上限20万円
▼雇用管理制度助成コース変更
*諸手当等制度
*研修制度
*健康づくり制度
*メンター制度
↓
↓
上記計画導入後の離職率目標
《被保険者数》《目標値》
1~9人 15%
10~29人 10%
30~99人 7%
100~299人 5%
300人~ 3%
↓
↓
*受給額最大72万円
その他、
要件が厳しくなった助成金は
以下の通り。
▼人事評価改善等助成コース
▼介護福祉機器助成コース
上記2つは、
「機器導入助成廃止」
「目標達成時のみ助成」
となりました。
また、
2021年度に廃止された
助成金は以下の通り。
▼設備改善等支援コース
▼働き方改革支援コース
▼介護・保育者労働者
雇用管理制度助成コース
上記3つは今年度なし。
ご注意ください。
今日も社長業を楽しみましょう。