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中小M&A税制の創設《その2》~令和3年度税制改正大綱

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

令和3年度税制改正における

『中小M&A税制』

は買い手だけではなく、売り手にとってもチャンス到来!?

帝国データバンクによる2019年度の調査では、

▼60代の経営者の約半数

▼70代の経営者の約3分の1

が後継者難だとか。

しかし、中小M&A税制の創設によって、

「優良な買い手企業との出会い」

の場が広がるかもしれません。

「日本の中小企業の半分は要らない」

「最低賃金も上げられない経営者は失格だ」

と喝破する。

そんなイギリスの知識人のデービット・アトキンソン氏を

「政府成長戦略会議」

のメンバーに招く。

そんな菅政権の方針が色濃く反映された新税制と言えます。

実務上の注意点としては以下の通り。

▼買収(前)に「改正強化法の経営力向上計画」

を作成・申請する必要あり。

▼M&A実行のタイトなスケジュール
の中で煩雑な事務手続きが必要

▼中小企業経営強化税制(即時償却)の2年延長に加え、

本計画の実施に必要なM&A後の設備投資も含めてOK。

ただ今のところ下記の詳細は明らかになっていません。

▼資産管理会社や不動産保有会社は対象に含まれるのか?

▼合併等の組織再編や事業譲渡は対象に含まれるのか?

▼医療法人の出資持分は対象に含まれるのか?

▼取得する株数の要件は?(50%超の取得など)

▼準備金の積立時期は?


現時点で明らかなのは、

【令和6年3月31日まで】

というタイムリミットです。

あと3年余り!

会社を売りたい経営者も、

会社を買いたい経営者も、

今後注目すべき新税制ですね。

今日も社長業を楽しみましょう。

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