こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
大阪都構想の結果を固唾を飲んで、見守っていました。
兵庫県民ではありますが、、
(笑)
なぜなら、母校(大阪市立大学)の将来の名称にも
関わるからです。
2022年4月に大阪府立大学と統合し、
「大阪公立大学」
になることが決定しています。
ただ都構想が実現すれば、
「大阪都立大学」
に変更される可能性が噂されていました。
結果はご承知のとおり「否決」。
個人的には安堵したような、残念なような、
複雑な思いです。
弊社オフィスはJR大阪駅前に位置しますので、
地下街のポスターで「大阪市廃止」というフレーズを
目にしたときは、
「1880年に大阪経済の父と言われた五代友厚公により
設立された母校の伝統と歴史が打ち消される」
気持ちになりました。
ただもし都構想が実現すれば、大阪経済に
「イノベーション」
が起きるのではとの期待もありました。
大阪都構想は自らの力でコントロールできる話では
ありませんでしたので、
結果を静かに受け入れ、ポジティブに解釈したいと思います。
「大阪市の歴史と母校の伝統が守られてよかった」と、、
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前回ブログの「ものづくり補助金」のお話の続きです。
ものづくり補助金の管轄は、
「経済産業省」
ですが、採択率は高くありません。
助成金は「厚生労働省」の管轄ですが、
こちらの方が受給しやすいのは事実です。
ものづくり補助金の採択を勝ち取る最大のキモは、
「革新性 = イノベーション」
をいかに打ち出せるか??
これにかかっています。
革新性の定義は以下の通り。
▼自社に今まで存在しない
▼他社でも一般的ではない
そんなコンセプトが必要です。
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そのうえで具体的には、
▼技術アイデア(新商品・新生産方式)
▼実効性(新役務・サービス)
▼事業の自足発展性があること
を満たす新たな取り組みです。
ドラッカーにこんな名言があります。
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未来に何かを起こすには、
「勇気」「努力」「信念」
を必要とする。
その場しのぎの仕事に身を任せていたのでは、
未来はつくれない。
未来に関わるビジョンのうち、
必ず失敗するものは、
「確実なもの」
「リスクのないもの」
「失敗しようのないもの」
である。
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リスクゼロは経営の世界にあり得ない。
経営自体が宿命的にリスクを伴う行為です。
できるのは、
「正しいリスクをより多く取っていく」
ことです。
緊急経済対策における、
▼日本政策金融公庫 or 福祉医療機構
▼都道府県信用保証協会
による『3年間実質無利子』の公的融資も該当するでしょう。
結局「借金」なので、
いつかどこかで返済する必要あり。
しかし、
「3年間はお金の使用料ゼロ」
で手持ちキャッシュを厚くできる。
こんな機会は、
過去の日本の歴史を見ても、
諸外国の現状を見ても、
あり得ません。
あらゆる組織が潰れるのは、
売上が下がるからではなく、
「手持ちキャッシュが枯渇した時」
なのです。
経済危機の時代には、
「資金を損益より優先させるべし」
が経営のセオリーです。
公的融資の活用はまさに、
正しくリスクを取ることに他ならない。
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ドラッガーはイノベーションに関し、
以下のように語っています。
▼イノベーションとは起業家精神を
日常としなければならない。
▼組織はみずからがチェンジエージェント
とならねばならない。
▼イノベーションではまず、廃棄からスタートせよ。
▼製品・市場・流通チャネルの3領域に
イノベーションを起こす。
▼予期せぬ成功に注意し、事業機会を追求せよ。
▼問題よりも機会に注目し、
機会を検討する仕組みをつくる。
▼人口構造の変化を利用せよ。
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ただいくら論理的に分析しても、
「最後は勇気の問題」
です。
優秀なビジネスパーソンは、
世の中たくさん存在します。
ただいくら優秀でも、、
「リスクを取る覚悟」
が持てない人間は、
「優秀なサラリーマンにはなれても、
経営者にはなれない」
というのはビジネス社会の真実です。
2020年もあと2ヶ月ほど。
2021年への架け橋を作るべく、
「イノベーション」
を覚悟をもって創造すべし。
ただ肝に銘じておくべきは、
「非接触の経済学なくして、
イノベーションは生まれない」
ということです。
今日も社長業を楽しみましょう。