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コロナ不況下での賞与は生きガネ。

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日報道があった、東京女子医大の賞与不支給に伴う問題。

大学理事会の「教職員を大事にしない姿勢」に失望か?

看護師の退職希望が400人を超えると報じられていました。

しかし、一転して夏季賞与支給へ。

独立行政法人福祉医療機構から融資が受ける。

これにより、8月の資金繰りに目途が立ったとか。

本当に良かったです。

これで職員の皆さんも少しは救われるでしょう。

福祉医療機構は、医療機関向けの貸付事業を行っています。

但し、福祉医療機構と日本政策金融公庫との併用はできません。

新型コロナ特例の融資による資金調達は以下の通りです。

▼日本政策金融公庫 or 福祉医療機構(医療機関の場合)

▼信用保証協会

▼商工中金

詳しくは弊社の『新型コロナ対策特設サイト』をご覧下さい。

https://www.tfp-j.com/subsidy/y_kouteki.html

国策でいま、とてもお金が借りやすくなっています。

当初3年間は、無利子です。お金の使用料実質ゼロなのです。

一時期、殺到していた銀行窓口も落ち着きを取り戻しつつあり。

私共ではクライアントに以下の財務方針で指導しています。

▼公的融資を100%活用せよ!

⇒ 平均月商6ヶ月分の資金の確保を!

▼実質無利子期間が終了する3年後、順調に業績が回復

⇒ 3年後に繰り上げ返済してもOK

(だから、今は借入を怖がらず、お金を借りなさい)

(平時と戦時では、財務戦略は変わってくる)

一倉定先生はかつてこう言いました。

…………………………………………………

資金は、会社存続という面から考えれば、

損益よりも優先する。

…………………………………………………

社員への賞与はキャッシュアウトを伴います。

よって、今日のコロナ不況での資金維持を考えると、、

望ましくない財務施策と言えるかもしれません。

しかし、コロナ下で頑張って働いてくれた社員は裏切れません。

コロナ不況下だからこそ、社員の信用を大切にせねばなりません。

ひいては、これが「戦時下のリーダーシップ」につながるのです。

シリコンバレーのスター経営者に慕われた最高投資家。

ベン・ホロウィッツ氏の著書『WHO YOU ARE』。

日経BP社から発刊の名著です。

この中でこんな記述があります。

▼平時のCEOは、企業文化の育成に努める。

▼戦時のCEOは、生き残りを賭けた闘争に企業文化を作らせる。

▼平時のCEOは、部下が創造性を発揮し、真剣に努力している。

その限りは指示に反する行動も許す。

▼戦時のCEOは、命令からの逸脱をわずかでも許さない。

平時と戦時では、リーダーシップを180度変えるべし。

戦時下の今こそ、トップの方針に100%忠実に動く組織を作る。

そのためには、経営者と社員が信頼関係で結ばれている。

これが大前提になります。

そういう意味で、コロナ不況下での賞与は生きガネなのです。

弊社も、顧問先のお客様の日頃のご愛顧に感謝!

先日、無事に「夏季賞与授与式」が終了しました。

いつも本当にありがとうございます。

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