こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
前回のブログの続きで、桶狭間からの学び続編です。
今川義元の大軍は綿密な
『PDCAサイクル』
で戦いを順調に進めている。
織田信長は絶体絶命に、、
この状況の中で、織田信長が取った思考法が、
『OODAループ』
でした。OODA(ウーダ)とは何か?
アメリカ空軍パイロットのジョン・ポイド氏が開発。
どんな不利な状況から開始しても、
「40秒 or 40分」で形勢を逆転することができる。
そんな思考法です。
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具体的には以下の通りです。
▼Observe(= 観察)
▼Orient(= 状況判断)
▼Decide(= 決定)
▼Act(= 行動)
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『PDCAサイクル』とどう違うのか?
PDCAは「計画」から始まる。
OODAは「相手の観察」から始まる。
PDCAは比較的に時間を要する。
OODAは現場が起点になるため、フレキブルに対応OK。
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織田信長の桶狭間での
『OODA』
はどうだったのか?
▼Observe(= 観察)
早朝4時にわずか5騎で清州城を出発
⇒ 今川軍の偵察へ
⇒ とにかくスピーディーに観察を!
⇒ 観察だけなら全軍を率いる必要なし(わずか5騎で十分)
▼Orient(= 状況判断)
今川義元がどこにいるのか特定
⇒ 2万5千の大軍でも義元の首を取れれば、勝てると判断
⇒ 簗田政綱が信長に対し、義元の居場所の情報を伝達
⇒ 信長は自分の目で、桶狭間山に陣取る今川本隊を確認
▼Decide(= 決定)
今川本隊に奇襲攻撃をかけることを決定
⇒ 今川本隊の兵は5千
⇒ 織田軍2万5千と兵力差2倍なら、勝てると判断
⇒ 今川部隊その他2万の兵は、本隊との距離5キロ以上
⇒ 奇襲をかければ、2万の兵は、
本隊の応援にすぐ駆け付けられない
▼Act(= 行動)
義元の首だけに狙いを定め、奇襲へ
⇒ 豪雨が降り、今川軍に気づかれず、本隊に突入攻撃成功
⇒ 毛利良勝が義元を討ち取る
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このように、信長は瞬時に状況判断し、
奇襲攻撃を即断しているのです。
もし決断まで時間がかかれば、、
信長の動きが今川軍に察知されていたでしょう。
そうなると、2万5千の大軍に取り囲まれてしまいます。
また、義元にもし逃げられれば、、
攻撃態勢をリセットされ、反撃を食らうのは確実でした。
つまり、「高速」で回す。このことが、
『OODAループ』
の真骨頂といわれているのです。
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▼平時の思考法
⇒ PDCAサイクル
▼非常時の思考法
⇒ OODAループ
このように考えることができます。
経営者は外部環境に応じ、
『PDCAサイクル』
『OODAループ』
をうまく使い分ける。
これこそ、、
「経営の真骨頂は環境変化である」
と言われる所以なのです。
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この思考法を緊急経済対策の活用に
落とし込んでみましょう。
▼公的融資
▼雇用調整助成金
▼小学校休業等対応助成金
▼持続化給付金
▼特別家賃支援給付金
▼役員報酬の期中減額&納税猶予
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私どもでこの度オープンしました、
『新型コロナ対策特設サイト』
https://www.tfp-j.com/subsidy/index.html
にてどうぞご確認ください。
まずは全体を俯瞰して下さい。
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そのうえで、、
自社の現状を【Observe(= 観察)】し、
「どんな緊急経済対策のメニューが使えるのか?」
を【Orient(= 状況判断)】を!
そして、迅速に【Decide(= 決定)】を!
資金確保は時間との闘いです。
スピードが命ですね。
今日のお話をわかりやすく図解にまとめました。
以下のページをご覧ください。
https://www.tfp-j.com/subsidy/priority.html
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戦勝の信長は一番のご褒美を誰に渡したのか?
今川義元の首を取った、
毛利良勝ではありませんでした。
今川義元の居場所を通報した、
簗田政綱に最高級の褒美を与えた。
今川義元を討ったのは、
「俺が戦いの導線を作り、お膳立てしてやっただけ」
というのが信長の論理でした。
それよりも、義元が桶狭間で休んでいる、
「情報」
を信長にもたらした家来に最高級の褒美を与えた。
簗田政綱は元来、身分は低かった。
しかし戦勝の褒美として、城を与えられ、
「城主」
にまで出世したのです。
これは当時、画期的でした。
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戦国の世の中で、
「情報」
を重要視した信長を見習い、
日々目まぐるしく変わる、
「緊急経済対策の最新情報」
に私共もアンテナを張ります。
私共TFPグループは、
『新型コロナ対策特設サイト』
https://www.tfp-j.com/subsidy/
にて随時情報発信していきます。
ピンチをチャンスに!
コロナ不況を共に乗り越えましょう。