こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
レナウンが民事再生へ。
1902年創業の名門の経営破綻。
そんな報道が世間を賑わせました。
本件は「コロナ倒産」??
そうではないと言われています。
30年近く、同社は業績が低迷。
コロナは引導を渡したに過ぎない。
これが実態のようです。
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本件を観察すれば、
「経営の本質 = 環境変化適応」
であることを再認識させられます。
平成の時代のこと。
ファッション業界では、
次の2つの潮流がありました。
▼SPA(製造小売り)
▼EC(電子商取引)
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しかし、「アーノルドパーマータイムレス」の
SPA向け商品は全体を牽引する力なし。
ECが占める売上割合はわずか3%。
レナウンは結局、
どちらの潮流にも乗れませんでした。
時流に乗り損ねた結果、「昭和モデル」を温存せざるを得ず。
過去の遺産を食い潰すしかなかった。
そんな状況の中で、
コロナ禍に止めを刺されたのです。
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実は、売り方には大きく5つあります。
▼訪問販売(★)
⇒ 営業マンが顧客先に訪問
▼店頭販売(★)
⇒ 来店型
▼展示販売(★)
⇒ イベント等で販売
▼配置販売(★)
⇒ コインパーキング、自販機、コインランドリー等
▼媒体販売
⇒ メール・カタログ・TV等の通信販売形態
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上記の中でコロナ禍による大打撃を受けているのが、
(★)
マークの4つの売り方です。
消去法で考えれば、withコロナ時代の売り方は1つ。
そうです。『媒体販売』しかありません。
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松井道夫氏(松井証券4代目社長)は、
かつてこう言いました。
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過去の売り方は、コストでしかない。
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松井証券は2001年、インターネット証券に参入。
オンライン証券取引の専門で、
日本初の東証1部に上場へ。
さすが、証券業界の
「風雲児」
「異端児」
「革命児」
「松井証券中興の祖」
と呼ばれる名経営者のお言葉です。
新しい売り方をすれば、新しいお客様に出会えます。
売り方において、
「環境変化適応」
を実践していきましょう。
ピンチをチャンスに!
この難局を共に乗り越えましょう。