こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
史上最大規模の緊急経済対策は、とどまることを知りません。
新たな中小企業支援策の骨子が先日報道されました。
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『特別家賃支援給付金』
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第2次補正予算案の目玉の一つだとか。
中小企業に対する【家賃支援】です。
全国で特に飲食業の経営悪化が顕著に見られます。
簡単に言えば、、
入金より支出の方が大きいから、
経営が苦しくなるわけです。
飲食業の場合、以下が3大経費です。
▼食材の仕入コスト
▼スタッフの人件費
▼テナント家賃
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仕入コストは休業中、基本的に発生しません。
人件費の一部は、雇用調整助成金でリカバリーOK。
しかし、テナント家賃は赤字の垂れ流し??
そんな状況が問題視されていました。
以上、新たな給付金創設の背景です。
この給付金が正式に決まれば、
▼家主(=貸主)
▼テナント(=借主)
の双方メリットは大きいです。
これは朗報ですね!
それでは具体的にどんな内容なのか??
『特別家賃支援給付金』の骨子は以下の通り。
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▼月額家賃補助額 … 最大50万円
(注1)個人事業主 … 最大25万円
(注2)家賃額の3分の2まで
▼対象期間 … 6月から6ヶ月間(半年)
⇒ 最大300万円(月50万×6ヶ月)
(注)個人事業主:150万円
▼給付対象
*単月:前年同月比50%減
or
*3ヶ月:前年対比30%減
▼持続化給付金(最大200万円)と併用OK
▼当面の家賃支払い支援
⇒ 日本政策金融公庫などの無利子・無担保融資を充てる。
(融資と給付金との組合せ支援)
⇒ 但し、公的融資を受けることが給付金の要件ではない。
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ただ上記は、与党の素案の段階です。
報道によれば、6月17日までに予算成立を目指すとか。
この時点から、給付金の受付がスタート。
6月下旬から7月上旬頃に支給が始まる見通しです。
また、上記内容も今後変更の可能性あり。
毎年12月に発表される『税制改正大綱』の場合、
年明け1月に通常国会で審議。
3月末に国会で承認。4月1日より施行。
こんな流れが通例です。
12月に発表された内容がそのまま
施行されるケースが大半です。
しかし、今回の緊急経済対策は様相が異なります。
『持続化給付金』も、
『雇用調整助成金』も、
制度変更が繰り返されています。
私たち士業もキャッチアップに大変な状況です。
(汗)
従いまして、正式決定次第、
改めて告知しますので、よろしくお願いします。
ピンチをチャンスに!
この難局を共に乗り越えましょう。