こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
前回のお話の続きです。
コインランドリーと足場ビジネスの本質は何か?
それはあくまで
『節税ではなく、一つの事業』
であるということ。
採算性が確保されて、初めて意味を成すのです。
採算性が取れず、事業は損失。
結果、損金計上できて、税金が安くなった?
これでは本末転倒です。
例えば、足場ビジネスの採算性はどうなのか?
最終的に資材は業者などに売却します。
その売却金とレンタル料を合わせた
利回りは平均2%前後。
これは決して、高くありません。
」
20世紀の“知の巨人”。
そんな異名を持った、ピーター・ドラッガー氏。
ドラッガー氏はかつて、こう言いました。
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事業の目的は、顧客の創造である。
「我々の事業は何か」を問う。
これは、トップマネジメントの
責任である。
by ドラッガー『マネジメント(上)』
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この言葉に照らし合わせれば…
安易に目先の節税に走ることは避けられるはずです。
『すでに起こった未来 ~ 変化を読む眼』
この著書の中でも、ドラッガー氏はこう言いました。
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政治、社会、経済、企業のいずれにせよ、
およそ人間に関わることについては、
未来を予想しても、あまり意味がない。
だが、すでに起こり、
後戻りのないことであって、
10年後、20年後に影響をもたらす
ことについて知ることには、重大な意味がある。
しかもそのような
すでに起こった未来を明らかにし、
備えることは可能である。
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ドラッガー氏は何を語るにせよ、
『人口』
という指標を極めて重視しました。
なぜなら人口問題は、
ほぼ確実に読めるからです。
今40歳の人は生存する限り、
20年後に60歳になる。
日本の未来は人口動態を初めとする
動かせない要因により、
ある程度のところまで規定されています。
その意味で、
『すでに起こった未来 = 恐ろしい未来』
と言えるかもしれません。
そんな未来に対し、
▼適切に
▼賢明に
▼戦略的に
▼計画的に
▼全体最適で
対応すべし。
今日も社長業を楽しみましょう。