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いい加減でなく【よい加減】で頑張ろう!

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こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。

毎日ほんとに暑くなってきました。

こうなると、ほんとに日々の体調管理が大切になりますね。

 

元読売巨人軍エースの桑田真澄氏の著書『心の野球~超効率的努力のススメ』(幻冬舎)に

こんな記述があります。

 

「努力にもバランスが大事。もちろん、努力の総量は少なくてはダメだが、多すぎてもダメ。

ある程度の【いい加減さ】が必要になってくる。

手を抜いてやるという意味での【いい加減】ではなく、ちょうど【いいさじ加減】という意味だ。」

 

「これは野球でも、勉強でも、人生においても、大事なこと。

何をするにも、ちょうどよい加減、つまり【よい加減】を常に意識しておかないと、やりすぎたら

身体を壊してしまう。【よい加減】に練習して【よい加減】に休養する。

そうやって割り振ることも大事なのだ。」

 

少年野球をしている息子は昨年、肘を故障したので、この桑田氏の言葉は重みを感じます。

そして、この考え方は私たち経営者の従業員の使い方にも相通ずるところがあります。

 

社長は給料を払う立場なので、従業員には給与以上の仕事をしてほしいと考えがちになる。

そのため社員が皆、定時に帰宅してしまうと、多くの社長は相当不安を掻き立てられます。

つまり、社長は従業員が非常に忙しく働いていなければ、安堵できないのです。

 

しかし、これは大きな思い違いです。

毎日残業続きだと、従業員も疲れてきます。そうすると、仕事に集中力がなくなってきます。

その結果、だらだらと残業する結果となり、労働時間に見合った生産性は上がっていない。

 

「残業 ⇒ 疲労 ⇒ 集中力低下 ⇒ 仕事の効率低下 ⇒ 労働生産性悪化」

 

という悪循環に陥るのです。

 

ただ誤解してはならないのが、今日一日にやるべきことが終わっていないのに適当に切り上げ、

簡単に明日に持ち越しというスタンスで仕事してよいというわけではありません。

これでは、全くお役所と同じですね。

 

私たちの事務所では、毎朝15分ごとに仕事を細分化し、緊急性&重要性の高い業務を明確化し、

一日の仕事のデッドラインをマネージャーと共有化したうえで業務に入るシステムを今年から

本格的に導入しましたが、その結果、劇的に生産性が向上しました。

 

結局、社長の弱気思考が労働生産性を悪化させるのです。

従業員を【よい加減】で動かし、1人当り粗利益1500万円以上の労働生産性を目指して下さい。

 

もちろん、社長も【よい加減】で頑張りましょう。

私も健康管理のため、どんなに忙しくても愛犬イチローをお伴に神社参拝を兼ねたウォーキング

は毎朝欠かしていません。

いくら忙しいからといって、この時間を惜しんで仕事しても、結局は自分の生産性が上がらない

んですね…(笑)

 

今日も社長業を楽しみましょう。

 

 

 

 

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