こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
10連休の日本人は、世界経済から取り残される??
令和のお祝いムードのわが国の連休も終了しました。
ただこの間も世界経済は動いていました。
5月4日のこと。
ウォーレン・バフェット氏が率いる、
バークシャー社が年次株主総会を開催。
ウォーレン・バフェット氏とは、米国の著名資産家です。
世界長者番付において長年、ビルゲイツ氏に次ぐ2位。
そんなバフェット氏が率いる投資会社の株主総会の中で、
世界の投資家たちに驚きのニュースが発表されました。
『アマゾン株式の初購入』
なぜ、市場を驚かせたのか??
それは、バフェット氏の長年の投資哲学に反していたからです。
彼は従来こう公言していました。
「IT業界のように、変化のスピードが速く、
事業内容の理解が難しいものには投資しない。」
彼の投資哲学の根幹は以下の通りでした。
▼企業の本質的価値より安い価格で株を買う。
▼そのうえで、将来値上がりを待つ。
この哲学に基づき、バークシャー社を
時価総額55兆円超の複合企業に育て上げた。
しかし、今回の投資先のアマゾン株は、
予想PER(株価収益率)71倍。
決して割安とは言えない数値です。
バフェット氏も御年88歳。
これまでの投資哲学にブレが生じたか??
市場では様々な憶測が見られます。
バフェット氏のアマゾン株購入の意思決定が
今後どんな結末を見せるのか?
世界の投資家は注視しているとか。
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バフェット氏は、アマゾン株に投資した。
それでは今、私たち経営者は何に投資すべきか?
人手不足の時流から見れば、
【人材教育】
であることは間違いないでしょう。
ただ人材育成の成果は、一朝一夕に結果は出ない。
人材育成に関する名経営者の言葉から、
そんな事実が読み取れます。
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企業は人であり、人は急に育ちませんから、
育成は地道にやっていくしかありません。
by 澤田秀雄氏(HIS社長)
人材育成には、それなりの時間と労力を
かけています。
3年、5年、10年と
時間をかけることが必要。
by 青田嘉光氏(丹青社社長)
今はどこの企業でも、
人材育成が大事だといいます。
教育というのは、50年、100年かかるもの。
by 高崎秀夫氏(京都銀行社長)
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「なが~いお付き合い」
のテレビCMで有名な京都銀行は凄い。
50年、100年かかるとは…
取引先でなく、人材教育にも、
なが~いお付き合いで臨んでいます。
敬服の限りです。
人材であろうが、株式であろうが、
投資成功のキモとは何か?
【短期で見返りを求めない】
ということかもしれません。
バフェット氏にこんな名言があります。
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喜んで10年間、
株を持ち続ける勇気がないのなら、
たった10分間でも、
株を持とうなどと考えるべきではない。
今日や明日、来月に
株価が上がろうが下がろうが、
私にはどうでもいい。
その会社が10年、50年経っても、
欲しいと皆が思うものを
作っているかが重要だ。
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あくまで長期スパンで成果を求める。
世界第2位の資産家の言葉には重みがあります。
今日も社長業を楽しみましょう。