こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
10連休が明日から始まりますね。
1948年の祝日法施行以来、最長です。
10連休を前に、皆様の経営の現場においても、
バタバタされていらっしゃるかもしれません。
小売業、飲食業、医療福祉関係は、
カレンダー通りにならないでしょう。
4月23日付の労働新聞では、
大阪信用金庫の調査を紹介しています。
大阪府内の中小企業1527社からの10連休に対する回答。
▼10連休 … 20.1%
▼5日以上 … 24.1%
▼休業しない … 12.9%
▼未定 … 31.8%
カレンダー通りの企業は全体の約20%。
次に、10連休の経営に対する影響で、
懸念されるのは??
▼受注・売上の減少 … 49.8%
▼生産性の低下 … 33.6%
▼残業の増加 … 24.9%
また、中小企業庁は3月22日に以下の措置を発表。
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2019/190322shikinguri.htm
▼10連休に係る資金繰り対策特別相談窓口の設置
*日本政策金融公庫
*沖縄振興開発金融公庫
*商工組合中央金庫
*信用保証協会
売上の月末入金がGW明けの5月7日。
しかし、給与の支払いは末日。
就業規則上、
「月末が土日祝の場合、その前日に支払う」
となっている。
手持ちキャッシュは、月商の1ヶ月未満しかない。
そんな企業の場合、10連休で資金繰りがショート??
よって、中小企業庁は10連休期間中も、
全国の公的金融機関にて、
上記の措置を取ることを発表したのです。
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このように見てみると…
10連休は経営面から見れば、マイナス要因が多そうです。
(汗)
休日と言えば…
4月1日より『働き方改革関連法』施行。
その中で、
▼年次有給休暇の取得義務
はもう待ったなし!
大企業も中小企業も業種関係なく、
▼年5日以上の年休取得
(注)年間10日以上の年休が付与される社員対象
が義務付けられることになりました。
「職場に年休を取れる雰囲気がない」
「会社が年休を取らせてくれない」
こんな組織風土はこれからアウトですね。
年休を取らせる取組みへ向けて、
ベイビーステップは今すぐ必要です。
わが社もGWは10連休です。
スタッフ全員がGWは一切仕事のことを忘れて、
有意義なプライベートタイムを送る。
そのために、GW前は懸命に仕事しよう!
昨日の朝のミーティングで確認しました。
今日も社長業を楽しみましょう。