こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
只今、私(岩佐)はイチローロス。
(汗)
イチロー引退で、虚無感・喪失感・脱力感でいっぱいです。
28年間、夢をありがとう!
イチロー引退を受けて、各方面から称賛の声が相次いでいますね。
世界最大手の米国経済誌フォーブスは、
以下のように絶賛しました。
「引退後の人生を豊かにする先見の明があった。」
「彼の交渉の成功は、並外れたキャリア同様にただただ印象的」
イチロー選手は現役時代、
年俸はその時点で全額受け取らなかったとか。
例えば、2007年7月に結んだ3度目のメジャー契約では、
▼5年9000万ドル(約99億円)の大型契約
▼上記のうち2500万ドル(約27億円)は年利5.5%で
マリナーズへ預ける
▼受取りは引退翌年の1月よりスタート
という内容だったとか。年利5.5%??
マイナス金利の今日では、考えられない利率ですね。
利子を皮算用すると…
27億円×5.5%×12年(今年まで)
= 17億8200万円
後払いの27億円と合わせると…
44億8200万円がマリナーズから引退後に支払われるのです。
メジャーリーガーが凄いのは、年俸だけではありません。
MLB選手会による年金制度があります。
選手登録が1日でもあれば、有資格者となれる。
もし10年以上の選手登録があれば、
毎年2000万円が死ぬまで支給とか。
イチローは野球だけでなく、お金を残す天才です。
アメリカの所得税率はどうなっているのか?
▼10%
▼12%
▼22%
▼24%
▼32%
▼35%
▼37%
以上7段階です。
日本の所得税率は以下の通りです。
▼5%
▼10%
▼20%
▼23%
▼33%
▼40%
▼45%
以上7段階です。
同じ7段階でも…日本の方が高いですね。(汗)
イチローはメジャーリーグに挑戦し、
税効果が働いたことになります。
しかし、それでも税率37%は高い??
資産管理法人として、
『IYI社』をイチローは有しています。
妻の弓子さんが運営されているそうです。
IYIの社名の由来はファミリー??
▼I … イチロー
▼Y … 弓子さん
▼I … 一弓(愛犬いっきゅう)
と推測されます。
アメリカの法人税率は、21%。
個人よりも断然低い税率です。
日本の法人税等の実効税率は約33%。
アメリカより日本の方が高いですね。(汗)
イチローはアメリカの地で、
法人減税の潮流にうまく乗っています。
IYI社も駆使し、イチローの税金対策はバッチリ!
お金の管理能力は素晴らしいの一語です。
▼年俸後払い分 27億円
▼上記利息 17億8200万円(年利5.5%)
▼終身年金 2000万円(毎年)
▼IYI社 相続税対策
イチローは引退後に全く働かなくても、
上記の不労収入が保証されているのです。
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アメリカよりも税金が高い日本で、
私たち経営者はビジネスを展開しています。
だからこそ、イチローを見習い、
お金の管理能力を身に着けたいものです。
今日も社長業を楽しみましょう。