こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
先日のブログの続きです。
人手不足の今日の情勢は、マイナス面ばかりではありません。
雇用保険財政は、空前の財政黒字。
平成27年度末時点で、積立金が6兆4000億円超。
失業者が減り、失業等給付が激減。
その結果、多額のお金が余っているのです。
そんな背景もあり、厚生労働省の予算概算要求が近年増額。
▼平成27年度 29兆9146億円
▼平成28年度 30兆6675億円
▼平成29年度 30兆6873億円
▼平成30年度 31兆1262億円
その結果、助成金が近年拡充されているのです。
澤田秀雄氏(旅行会社HIS創業者)の名言があります。
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すべての物事には、
『陰』と『陽』
の二面性があります。
ガマンする時なのか、
それとも、攻めるべき時か。
冷静に状況を分析して、
判断しなければならないのです。
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18年連続赤字だったハウステンボスを
半年で黒字に転換させた経営手腕。
澤田氏の言葉には重みがあります。
この名言を今日の経済情勢に落とし込めば、
▼陰 … 人出不足 ⇒ ガマンする時
▼陽 … 助成金の拡充 ⇒ 攻めるべき時
となります。
このように、人手不足はマイナス面だけではない。
雇用保険財政が空前の黒字で、
助成金の予算が拡充されている。
そんなプラス面に今こそ、
目を向けるべき時が来ているのです。
平成30年度の助成金の計画申請はまだ間に合います。
3月末日までに届け出すれば、受給チャンスはあります。
せっかく取れるチャンスがあるのに、
取りモレはありませんか??
平成ラストイヤーを有終の美で飾りませんか??
平成30年度お勧め助成金は以下の通り。
https://roumu-management.com/subsidy.html
▼正社員化コース (キャリアアップ助成金)
⇒ 1人あたり最大72万円
▼諸手当共通化コース (キャリアアップ助成金)
⇒ 最大48万円
▼雇用管理制度助成コース(人材確保等支援助成金)
⇒ 最大72万円
▼人事評価改善等助成コース(人事評価改善等助成コース)
⇒ 最大80万円
▼教育訓練休暇付与コース(人材開発支援助成金)
⇒ 最大36万円
▼設備改善等支援コース(人材確保等支援助成金)
⇒ 最大450万円
▼65歳超継続雇用促進コース
⇒ 最大160万円
▼高齢者無期雇用転換コース
⇒ 1人あたり最大60万円
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助成金の財源は、企業が負担する雇用保険料です。
雇用保険料率は、一般事業の場合、11/1000。
このうち、事業主負担は7/1000。
この内訳は以下の通りです。
*失業等給付の保険料率 4/1000
*雇用保険二事業の保険料率 3/1000
上記のうち助成金の財源となるのが、3/1000の部分。
助成金は、返済不要のお金です。
銀行借入とは根本的に異なります。
例えば、助成金300万円をGETできたとします。
これは経営的にどんな意味を持つのか??
経済産業省によれば、
業種別の平均粗利益率が発表されています。
▼卸売業 15.8%
▼製造業 24.9%
▼小売業 29.1%
▼飲食業 56.8%
▼サービス業 100.0%
助成金300万円に相当する実質売上は、
上記の粗利率から考えると一体いくらか??
▼卸売業 ⇒ 実質売上 1899万円
▼製造業 ⇒ 実質売上 1205万円
▼小売業 ⇒ 実質売上 1031万円
▼飲食業 ⇒ 実質売上 528万円
▼サービス業 ⇒ 実質売上 300万円
これだけの売上を上げるのは、
決してラクではありません。
ただ300万円の助成金を得られれば、
上記の売上を上げたのと実質同じになります。
宗次徳二氏(COCO一番屋創業者)に
こんな名言があります。
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人生をマイナスから出発したと考えれば、
あとは右肩上がりのプラスで行くしかない。
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ポスト平成時代は、
人手不足というマイナスからの出発です。
これを右肩上がりに持っていくには、
助成金を活用しなければなりません。
助成金の受給チャンスを100%活かす。
そんな経営戦略を実行したい経営者の皆様におきましては、
大阪駅前助成金サポートセンターへ。
https://roumu-management.com/index.html
どうぞお気軽にお問合せ下さい。
今日も社長業を楽しみましょう。