こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
4月1日の新元号発表まで約40日。
平成もあと残りわずかとなりました。
平成の時代が終わることから、平成回顧ブームが起きています。
多くのメディアが『平成を振り返る』という特集を組んでいます。
一橋大学名誉教授で『超整理法』などの
ベストセラーを手がけた野口悠紀雄先生。
『平成はなぜ失敗したのか』(幻冬舎)
野口先生はこの新刊の中で、以下のように述べておられます。
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この30年間を一言で言えば、
世界経済の大きな変化に
日本経済が取り残された時代であった。
平成時代を通じて、
日本経済の国際的な地位は、
継続的に低下しました。
ここで重要なのは、
「努力したけれども取り残された」
のではなく、
「大きな変化が生じていることに
気がつかなかったために取り残された」
ということです。
改革が必要だということが意識されず、
条件の変化に対応しなかったのです。
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この代表的なエピソードとして、1992年1月の日米首脳会談を紹介。
米国のジョージ・ブッシュ大統領(父)が来日した際のこと。
晩餐会の最中で、隣に座っていた宮沢喜一首相の膝に嘔吐。
椅子から崩れて、倒れてしまいました。
この時、多くの日本人に見られたのは、
「アメリカ大統領が倒れ、日本の首相がそれを受け止めた。
日本はアメリカより強い。」
という感情だったとか。
しかし、この感覚は今から振り返ると、誤認であった。
世界では、80年代に大変動が起きていた。
しかし、その影響が日本では80年代のバブルで隠されていたそうです。
野口先生曰く、
▼日本人の多くがバブルに酔った。
▼そのため、深刻な問題が生じていることを認識できなかった。
▼日本全体が弛緩していた。
という状況だったのです。かくして、平成は失敗の時代になった…
そんな中、今日から所得税確定申告期間スタート!
平成最後の所得税確定申告となりました。
私どもが今回手がける案件は、ふるさと納税を含めた還付申告だけでは
ありません。
社宅スキームを実行された経営者の譲渡所得税の申告があります。
また、贈与税の申告も多数あります。
メインは、次世代への自社株贈与です。
資産防衛はまさに【第二領域】です。
つまり、緊急性は低いが、重要性は極めて高い領域ですね。
日々のルーチン業務に追われることなく、平成最後の確定申告で、
【第二領域】に取り組まれたお客様に敬意を表します。
このような経営者の皆様にとっては、
平成は決して失敗ではありません。
平成の有終の美を飾って頂くべく、全社一丸で確定申告を頑張ります!
今日も社長業を楽しみましょう。