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【同族グループ間取引考】安室奈美恵さんに学ぶ《その2》

 

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループの

税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。

先日ご紹介した、安室奈美恵さんの名言です。

……………………………………………………

好きな色…

何色にも染まらない黒。

何色にも染まれる白。

……………………………………………………

 

 

税理士目線で『白』と『黒』と聞けば…

どうしても連想してしまう色があります。

えっ? それって何色??

赤?? ブルー?? イエロー??

そんなキレイな色ではありません。
それは、

 

『グレー』

 

です。職業病ですいません!

(笑)

税務の世界では、
いわゆるグレーゾーンが存在します。

課税当局と納税者で経理処理について、見解の相違が生じる。

税務調査の現場では、日常茶飯事です。

9月11日付の日経新聞紙上にこんな記事が掲載されました。

 

 

『パナソニック、421億円の所得申告漏れ指摘 大阪国税局』

 

 

記事によれば、概要は以下の通りでした。

 

 

▼パナソニックが米国子会社の株式を
オランダの子会社に7371億円で売却

 

▼当局は本来の適正な売却額よりも、
412億円も安いと指摘

 

▼当局はその差額412億円を寄付金と認定

 

▼この結果、約60億円の追徴課税へ

 

 

ただパナソニック側も、
当局の指摘は受け入れられないと応戦。

 

 

「海外子会社の売却額について、
専門機関の評価を受けており、適正である」

 

と主張。

大阪国税不服審判所に対し、
不服申し立ての直接審査請求するとか。

グループ法人間取引における適正価額は一体いくらか??

国税不服審判所が今後どのような審判を下すのか??

今後の行く末を見守りたいと思います。

ただパナソニックだけではありません。

日本の99.7%を占める中小企業も同様です。

同族グループ間取引は十分留意してほしいと思います。

 

「第三者との相対取引ではなく、同族間取引なんだから、

テキトーに売却額って、決めていいんでしょ?」

 

これは絶対NG!

前述のパナソニックの事例を良い教訓としてください。

税務上の適正額か否かは常にシビアにチェックされます。

くれぐれも注意して下さい!

安室奈美恵さんの仕事観には、
学ぶすべきところが多々あります。

全国銀行協会会長で、みずほ銀行頭取の
藤原弘治氏は安室さんのファンを公言。

今回の引退に際し、
こんなコメントをされていらっしゃいます。

 

『1995年のヒット曲「Chase the Chance」
は挑戦することの大切さを歌っていて、示唆に富む。

時代の転換点にあって、銀行も既存の価値観に
とらわれてはいけない。

業界は違うが、銀行も学ぶべきことは多い。』

 

 

税務戦略においても、学ぶべきことは多い。

私(岩佐)はそう感じています。

彼女はかつてこう言いました。

……………………………………………………

私たちの仕事は、
その場の足元だけを見ていたらダメ。

常にその先を見て、
表に出た時にはその次に進んでいないと。

道は果てしなく無限。

いかようにでもなる。

……………………………………………………

 

税務における事業承継戦略にまさに相通ずる言葉です。

平成の歌姫よ、永遠に。

安室奈美恵さん、ありがとうございました。

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