新規事業をどう進めるべきか? by 社長200人アンケート
こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。
今月の日経トップリーダーの【社長200人アンケート】の結果を
シェアさせて頂きます。
今回は興味深いテーマです。【新規事業】に関するアンケートです。
▼この先1~2年のうちに新規事業を立ち上げたいと感じますか?
*はい 50%
▼過去3年以内に新規事業を立ち上げたことがありますか?
*はい 32.5%
▼なぜ新規事業を立ち上げたいのでしょうか?
*既存事業は今は安定しているが、将来に備えて種まきしたいから 44%
*既存事業が縮小しているので次の柱が欲しいから 38%
*新規事業は経営者としてやりがいを感じるから 34%
*既存事業は安定しているが、依存度を下げたいから 27%
*既存事業は安定しているが、業績をさらにアップさせたいから 27%
*社内がマンネリに陥らず、活性化するから 23%
*挑戦を続ける企業だと周囲に認識してもらいたいから 20%
▼新規事業を立ち上げる際、主に誰が舵取りをすべきでしょうか?
*社長自ら 65%
▼新規事業の内容を検討するうえで特に重視する点は何でしょうか?
*既存事業と相乗効果が期待できる 44%
*すぐに業績に貢献しなくても大きく化ける可能性がある 36%
*先行事例が少なく新規性がある 33%
*ニッチ市場である 30%
*価格競争に陥らない 30%
*参入障壁が低い 27%
*小さい投資で始められる 27%
*すぐに業績に貢献する 21%
▼新規事業に取り組むうえで特に重要なことは何でしょうか?
*短期的な収支にこだわらず、長い目で育てる 49%
*トップがやり抜く覚悟を示す 43%
いかがでしょうか?
単なるアンケート結果というより、私は税理士として【新規事業を
進める際のあるべきスタンス】を示していると思います。
さすが! 日経トップリーダー読者の経営者はレベルが高い!
中小企業が成長発展の道を歩み続けるには、多角化しかありません。
もし最初の商品サービスに特化していたら、ジリ貧に終わるだけです。
新規事業を立ち上げる最大のハードルは【第一領域の仕事】。
第一領域とは、緊急性が高く重要性が高い業務分野を言います。
社長自身がこの領域の仕事に追われると、組織は疲弊していきますし、
成長していきません。
第一領域こそ、従業員にどんどん任せ、組織の自動化の仕組みを
構築していかねばなりません。
上記アンケートでも、新規事業は【社長自ら】が率先垂範して推進していくべし
ということが読み取れますね。
今日も社長業を楽しみましょう。