こんにちは、神戸の税理士の岩佐です。
先日、日経BP社より【社長のための名講演集CD 2013】が
発売になりました。詳しくはコチラをどうぞ。
http://nvc.nikkeibp.co.jp/dvd2/meikouen/
これは、日経トップリーダーがこれまでに開催した100以上の講演会から
特に高い評価だいた5つの講演を収録したCD集です。
私は第4巻の「会社のお金・社長のお金」に登壇しています。
会社経営はお金で始まり、お金で終わる。これが現実です。
お金が全てではありませんが、お金という現実から逃げないこと、
お金から目をそらさないこと。
皮肉な表現になりますが、これが【社長業=金策業】にしないための
条件です。
そして、本来【社長業=未来創造業】であるはず。
経営者が夢に向かってガムシャラに進むためにも、「現金=現実」から
逃避してはいけない。
税理士として数多くの中小企業の膨大な数字にふれてきた中で、
言えるのは【資金繰りの悪玉菌】となるのは次の4つです。
▼第一の固定費「人件費」
▼第二の固定費「テナント家賃」
▼銀行借入金
▼寝ているお金「売掛金&在庫」
これらとうまく付き合えれば、社長はカネの心配から解放されます。
しかし、「会社のお金、社長のお金」を残すにはテクニック論だけでは
語れません。
社長自身の心の奥底にある【マネーストーリー=お金の物語】を
良い方向に持っていけるかがカギとなります。
日本の99.7%を占める中小企業の場合、会社と社長は表裏一体。
よって、社長の【マネーストーリー】が会社のキャッシュフローに
良い意味でも悪い意味でも色濃く反映される。
お金は虫眼鏡。その社長の本質を怖いほど表現する拡大鏡なのです。
「社員数が多ければ多いほど儲かっているように見える」
「豪華な広々とした快適なオフィス空間はカッコイイ」
という見栄に根差した【競争的消費】のマネーストーリーにとらわれると、
人件費やテナント家賃といった【固定費】に支配される経営モデルになる。
社長には家族を守り、従業員の雇用を守り、社会に幸せをもたらす責務
が ある。
もし己のマネーストーリーに問題があれば、会社に関わる全ての人に迷惑
をかけてしまうことになりかねません
お互い経営者として、自分自身のマネーストーリーに問題ないか、もう一度
冷静に、そして客観的に見つめ直したいですね。
今日も【社長業】を楽しみましょう。