こんにちは、TFPグループ代表の
税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦@税理士です。
先週末、和歌山に遠征でした。
創業66年の顧問先様の新年度経営方針発表会に
参加するためです。
また、例年の経営方針発表会とは異なり、
4代目社長の就任式も兼ねていました。
発表会の終わりに、総評のスピーチという大役
を仰せつかりました。
スピーチの内容は以下の通りです。
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本日の新社長就任式は、
IグループのI社長の誕生ではなく、
TグループのY前社長からI新社長へのバトンタッチ
という点で、大変崇高なものでした。
実は仙台にアイリスオーヤマというガリバー企業が
あります。この会社でも7月に新社長が誕生します。
新社長は名経営者として名高い大山健太郎氏のご長男。
なぜ、同族に引き継がせるのか?
大山健太郎氏はこう語っておられます。
「創業の理念を引き継げるのは同族しかいない」
しかし、この定説をTグループは見事に覆し、
社会の公器として創業の理念を引き継ぐどころか、
進化させておられます。
創業者の天国のZ様、2代目社長のK様も
今日のTグループを見て、とても喜んでおられるでしょう。
「Y前社長よ、本当によく社長を引き受けてくれた。
ありがとう!」
「I新社長、本当の勝負はこれからだ!
しっかり頼むぞ!」
創業家はこう思っておられるはずです。
それでは、ここで本日の各事業部の方針発表に対し、
私から事業部別にコメントさせて頂きます。
(中略)
前期は本日の方針発表会をお聞きする限り、
色々課題が残ったようでありますが、
Tグループにはマイナスをプラスに転化させるエネルギー
が宿っています。
論より証拠。
これまでのTグループの歩みこそ、
それを証明してくれています。
今期の皆様の“逆襲”を大いに期待しております。
日本電産の永守社長はこう言いました。
「会社がおかしくなる時は、社員が創業の精神を忘れた時だ」
ただこの言葉はTグループには全く当てはまらない。
I新社長の本日の方針発表のコメントをお聞かせ頂き、
それを確信しました。
I社長元年の今期、
いかなる時も創業の精神をしっかり胸に刻み、
【全員営業】をスローガンに、
Tグループの更なる発展を祈念して、
私の総評の締めくくりとさせて頂きます。
本日はありがとうございます。
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創業66年ながら、創業者と2代目は同族経営者。
3代目と4代目は血のつながりのない経営者。
後継者不在がゆえに休廃業に追い込まれる中小企業が
社会問題化する中で、敬服の限りです。
先日は、崇高な儀式に参列させて頂き、
Tグループの皆様、本当にありがとうございました。
今日も社長業を楽しみましょう。