こんにちは、大阪駅前のTFPグループの
税理士法人トップ財務プロジェクト代表の岩佐孝彦@税理士です。
パリAFP時事によれば、ナチスのドイツの独裁者のヒトラーが
1945年にベルリンで死亡したのは間違いないとする研究論文が
このほど発表されたとか。
ヒトラーをめぐる陰謀説は色々ありました。
潜水艦でアルゼンチンに逃亡したとか、
南極や月の裏側の秘密基地へ潜伏していたなど。
ただロシアの連邦保安局と国立公文書館による遺骨調査により、
ヒトラーはベルリン市内の地下壕で、青酸カリと銃を使って、
自殺したことで間違いないとか。
なぜ、私(岩佐)がヒトラーのこのニュースに注目したのか?
それは、税理士としての職業病です。
(笑)
わが国の源泉徴収制度は、1940年に戦費調達の目的で、
ナチス・ドイツの制度にならい、導入されたからです。
戦後70年以上経過した今も、源泉徴収制度は続いています。
課税当局側からすれば、便利な制度だからでしょう。
近年の税制改正においても、源泉徴収の主たる対象の
給与所得における『給与所得控除』の圧縮が
以下のように繰り返されています。
▼給与所得控除の圧縮
①2013年より 年収1,500万円超 … 上限245万円
②2016年より 年収1,200万円超 … 上限230万円
③2017年より 年収1,000万円超 … 上限220万円
④2020年より 年収 850万円超 … 上限195万円
まさに“取れるところから取れ”??
実はドイツにならって、日本が導入したのは源泉所得税
だけではありません。
社会保険方式の公的医療保険制度もドイツを手本に
戦前の日本が導入しました。
また、日本の介護保険制度もドイツを手本としています。
このように、日本の税制や社会保険制度の根底には、
ドイツの理念が流れているのです。
社会保険労務士試験で「健康保険制度が誕生した国が
どこなのか?」という過去問が出題されたことがあるとか。
多くの受験生は「イギリス」と誤答してしまったそうです。
(笑)
経営者の教養として、知っておいてもよいかも??
今日も社長業を楽しみましょう。