こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦
@税理士です。
昨日は、近畿鍛工品事業協同組合にて、当社グループの税理士法人&社労士法人
にてセミナー講師を務めました。
組合企業様20社のご参加を頂きました。
テーマは以下の通りです。
『中小企業のための助成金&補助金セミナー ~ 国策に乗って会社を成長させる方法』。
中小企業支援策のキーワードは今、【人手不足】と【事業承継】です。
この両者とも深刻な問題です。
そこで、人手不足時代に有効な助成金として、下記をいかに活用して、経営に活かすべきか
を解説しました。
▼採用コストの上昇 … 正社員化コース(キャリアアップ助成金)
▼福利厚生の整備 … 諸手当制度共通化コース(キャリアップ助成金)
▼モチベーション向上 … 人材開発支援助成金
▼優秀な人材の定着 … 人事評価改善等助成金
現場レベルの具体的な運用については、弊社グループの社労士法人の所属社労士
から解説しました。
これから日本は世界史上、類例がない労働力人口減少時代を迎えます。
そんな中で、経営者と社員の関係性も「王様と奴隷の関係」は終焉。
「社長の給料を上げるために、君たち奴隷のように働きたまえ」
では、もはや誰も社員はついてきません。
セミナーの中でお話したのは、単に「助成金がもらえて得した、損した」
という次元で取り組んではダメということ。
助成金を戦略的に活用し、社員のやりがい&安心感をいかに高めるか?
雇用環境を整備し、社員が明るく元気に働ける組織をいかに築けるか?
これこそが人手不足時代に勝つためのカギであるということ。
その他にも、事業承継補助金についての解説も事務局よりリクエストが
ありましたので、カリキュラムの中に取り入れました。
今年度の公募は終了しましたが、来年度へ向けて情報のアンテナを張って
ほしいところです。そして、事業承継と言えば、補助金よりももっと重要
なのは、【納税猶予制度】です。
平成30年度税制改正でどこまで拡充されるのか注目です。
今日も社長業を楽しみましょう!