こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
先日、従業員主導の事業承継モデルとして持株会社プロジェクトの推進のため、
和歌山へ遠征しました。
すると、会議室のホワイトボードにこんなメッセージを書いて、お迎え頂きました。
「㈱〇〇のれんの会」 岩佐先生ありがとうございます。
200年続く老舗を目指します。
(注)〇〇には固有名詞が入りますので、敢えて割愛させて頂きます。
いやあ、とても嬉しかったです。
和歌山と言えば、経営の神様と言われた松下幸之助氏生誕の地。
幸之助氏はかつてこう言いました。
「自分(社員)も株主になれば、いわばその会社の真の主人公ですからね。
そういう目で会社を見、自分の仕事を見るということにもなりましょう。
愛社心というものも自然にわきおこってきやすいと思います。
従業員であると同時に株主として会社を向上発展させ、そしてその成果を
賃金、給与と配当という二重の形で受け取るということで、従業員としても、
会社としてもきわめて好ましいことですし、そしてそのことはひいては国家
社会全体にプラスになるでしょうね。」
この会社はまさにこの形を目指しています。
中小企業の後継者難が社会問題化する中で、同族の後継者がいなければ、
会社存続のためにはM&Aもしくは、従業員が継いでいくしかありません。
この会社は従業員が後を継ぐ体制を目指すにもかかわらず、
上記の「〇〇のれんの会」の〇〇には、創業オーナーファミリーのお名前が
入ることになりました。
創業オーナーのDNAは次世代経営者が同族でなくても、永遠に引き継がれる。
これも、創業オーナーが従業員の皆さんから慕われていらしゃっるからこそ!
本当に素晴らしいですね。
中小企業庁のデータによれば、100年企業は現在約2万社あり、日本全国430万社
ある中でわずか0.4%。1000社創業したら、100年続くのは4社のみという計算に
なります。この会社は200年を目指しているとのこと。
壮大な経営ビジョンに拍手!
私もこのプロジェクト完遂まで尽力してまいります。
今日も社長業を楽しみましょう。