こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
今日の一冊はこちら。
『「時間がない」を捨てなさい―死ぬときに後悔しない8つの習慣』有川真由美(きずな出版)
それでは本日の赤ペンチェックを見てみましょう。
▼「時間がない」と感じてしまう原因は、「やらなければならない」ことが膨大に
押し寄せてきて、そのことを消化するだけで、時間の余裕も心の余裕もなくなって
しまうからです。
そのような状態を「時間に追われる」といいますが、つねに時間に攻めたてられて
いるように感じるのは、それらがほんとうの「自分の時間」ではないからでしょう。
多くの人は、会社のため、家族のため、生活のためにと、なにかの都合に合わせな
ければならないことが多く、自分の時間を犠牲にしているという感覚がいくらかあ
るのではないでしょうか。
▼<死ぬ時に後悔しない時間の習慣>
第1の習慣:自分の感覚を大事にする
第2の習慣:目的を意識する
第3の習慣:人生の哲学をもつ
第4の習慣:命の期限を考える
第5の習慣:動くことを大切にする
第6の習慣:人とつながっていく
第7の習慣:時間を積み重ねていく
第8の習慣:時間の質を上げる
▼さまざまな感情の持続時間を計った研究があるそうです。
感情のなかでいちばん長く続くのは、「悲しみ」と「強い嫌悪感」。
「喜び」や「安心感」といったプラスの感情よりも、ずっと長いといいます。
大切な人を失った喪失感や、激しい憎しみの感情は、しぶとく心の中に居座って
しまうものです。
▼だから、プラスの感情を生み出し、マイナスの感情をできるだけ追い出す
「感情の整理」が必要になってきます。
大丈夫。時間が主観的なものであるように、感情も主観的なもの。
自分がどう受けとめるかで、感情は変わり、時間の質も変わってきます。
感情とは、いってしまえば〝妄想″です。
▼「たくさんのことをするのがいい」という価値観を捨てる
▼雑誌やビジネス書には、「一分一秒でも時間を無駄にしない」「人の何倍もの
仕事をする」といった「たくさんのことをして、忙しくすること」をあおる内容
の文章が踊っているように見えます。
プライベートでも、遊びや学び、人との交流など、たくさんの予定を入れて忙し
く過ごすことで安心したり、「充実している」と思ったりするかもしれません。
しかしそれは、心の奥底に、「忙しくしないこと」への、焦りや無価値観、罪悪
感、孤独感、空虚感などの〝恐れ″があるからではないでしょうか。
▼自分の哲学をもつとは「大切なものをわかっている」ということ
▼哲学がないと時間をコントロールできない
▼他人に振りまわされていませんか?
▼どんなことにも、期限があることを知る
▼私の仕事も、締め切りの期限があるからこそ、その時間を大切にし、集中できます。
「いつでもいい」と思っていると、だらだらして終わらないだけでなく、力が湧いて
きません。
だから、たとえ仕事相手に「いつでもいいですよ」と言われても、自分で締切日を
設定してしまいます。自分の弱さを自覚しているので、「いつでもいい=やらない」
という可能性だってあるからです。
▼日常生活の期限だけでなく、私たちの年代にも期限があります。
時間はどんどん通り過ぎて、同じ時間はもう二度とやってきません。
▼スケジュールは、大事な予定からいれていく
▼時間というのは、「箱」のようなもので、誰もがもっている同じ大きさの箱に、
一つひとつの時間である「石」を入れていく……と考えるとわかりやすいでしょう。
1.まず大きな石を入れて、隙間にちいさな石を入れていく人
2.ちいさな石から入れていき、大きな石が入れられなくなる人
1.の「まず大きな石を入れる人」は、中心にどんどん大きな石を置き、できた隙間に
合わせてちいさな石を入れていくため、無駄な隙間もなく、結果的にたくさんの石を
入れられることになります。
▼私も、長い間、2.の「ちいさな石をやみくもに入れて、大事な石が入らない人」
でした。
▼誰かのために命を使うことが、自分の幸福感につながる
▼若いときは、人のためにできることは少なく、「与えられること」に喜びを
感じるものです。
会社からしてもらうこと、恋人や夫からしてもらうこと、友人からしてもらう
こと……損得で考えたり、「自分の与えていること」と「与えてもらうこと」の
バランスを考えたりすることもあるかもしれません。
しかし、だんだん、年を重ねるにしたがって、与える側にまわる比重が大きく
なり、自分が人のためにできることを喜べるようになります。
▼〝情熱″と〝長所″にフォーカスして積み重ねる
▼<「時間がない!」を捨てて、自分のための時間を生み出す3つの約束>
1. まず自分にとって、「大切な時間(自分のための時間)」から確保する。
2. やっていることを、「やりたい時間(自分の時間)」にシフトする。
3. 生活と時間の「ランニングコスト」を抑える。
今日も社長業を楽しみましょう。