こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
今日の一冊はコチラ!
『集中力を磨くと、人生に何が起こるのか? 』千田琢哉(学研プラス)
著者の千田さんの本は読みやすく、エネルギッシュなので、とても好きです。
それでは本日の赤ペンチェックを見てみましょう。
▼学生時代から今日に至るまで、私のこの気持ちはずっと変わらない。
だから、一流になるためには何を磨けばいいのかを真剣に考え続けてきた。
最初にすぐにわかったのは、自分の勝てそうな土俵で勝負することだ。
自分が楽に勝てるということは、そこに才能がある証拠だからである。
▼では、その才能のかたまりの中で、あなたが抜きん出る方法とは何か?
人一倍、努力することではない。
そもそも努力など、プロなら全員、当たり前のようにしているから差がつかない。
才能のかたまりの中で抜きん出るためには、人生の集中力を極限まで発揮することだ。
集中力をどれだけ発揮したかで、一流と二流の差が生まれる。
集中力の序列がそのまま、実力の序列なのだ。
▼他人と競争すると散漫になり、自分と競争すると集中できる。
他人との競争とは、ピラミッドで社会頂点を目指し、身も心もボロボロになって、
敗北するまで戦い抜くということだ。
これに対して自分との競争とは、雲上の社会で極めて優雅に、自分の好きなことに
集中するということだ。
高度1万メートルの雲の上というのは、雨も嵐も雷も存在しない。
ただ静かに、透き通るようなブルーが一面に広がっているだけだ。
ここで大切なことは、ピラミッド社会の中でいくら生涯勝ち続けても雲の上には
永遠に届かないという事実である。
では、ピラミッド社会から雲上の社会に引っ越すには、どうすればいいのか?
▼それはピラミッド社会から脱出することである。
周囲のしょぼい他人と競争することから卒業して、昨日までの自分と競争するのだ。
こんなことは長期的成功者なら誰でも知っている事実だが、誰も教えてくれない。
なぜなら、世の中にはピラミッド社会で生きている人々が大半なのだから、その人
たちの人生を否定するようなことは、とても言いにくいのだ。
▼学校名を伏せて採用をした某有名企業もあったが、より一層、難関国立大学の
学生に集中してしまったという話もある。理由は明白だ。
たとえば文系で、数学と理科が受験科目に含まれているとか、理系で、古典と
社会が受験科目に含まれている受験生の場合、それらを一切必要としない圧倒的
多数の受験生に比べて、受験勉強の量が倍以上に膨らんでしまう。
入試に必要な科目数が多いということは、それだけ受験勉強の負担が膨大になり、
相当な集中力をもって、孤独に模範解答の暗記を繰り返さなければならない。
つまり、集中力が桁違いに鍛えられるのだ。
▼自分の勝ちパターンを把握しておく。
▼自分が集中できる食事と睡眠を、把握しておく。
▼ランチを食べたら必ず眠くなるのではなく、過剰な炭水化物を摂取することで、
激しい睡魔が襲ってくるのだ。
私の場合は「ランチ抜き」を基本にしてきたが、万一、口にするときは
「空腹でない状態」を維持するように小分けにして食べた。
たとえばランチを抜いた14時過ぎに、空腹で集中力を欠いてしまうと感じたら、
消化のいいゼリーやビスケットで、最小限の栄養補給をした。
それも、14時過ぎ、15時半頃、17時頃というように、3回以上に分けていた。
「やや空腹状態」が、私にとって最も集中力を発揮できる状態だったからだ。
▼メールの時間を減らすということだ。
まずはメールのやり取りをしていない間は、メールソフトを完全に閉じて
おくことだ。
そのうえで、企画書作成なら企画書作成に、専念することである。
プレゼン資料作成ならプレゼン資料作成に、専念することである。
▼メールをシャットアウトするだけで、あなたは驚くほど仕事に集中
できるはずだ。
▼クリエイティブな仕事をしている最中には、時間なんて意識しないことだ。
クリエイティブな仕事が一区切りついたら、自分のペースで軽く休憩する
のもいいし、まとめてメールチェックを済ませておくのもいい。
いずれにせよ、周囲に合わせて休憩するのではなく、自分の仕事のペースを
守ることだ。
社長が長者番付に載るほどの大富豪で有名な某先進的企業では、そもそも
ランチタイム自体が存在しない。
その理由は、社長自身がランチタイムなんてないほうが集中できるし、早く
帰ることができるからだということだ。
▼時間を計ると、仕事がゲームになる。
▼信頼できる本を、ひたすら反復する。
▼勉強のできない生徒ほど、英単語帳をたくさん持っているということだ。
これまでの私の周囲を振り返っても、これに例外がなかった。
勉強できない生徒は、必ず英単語帳の浮気をしていた。
そして英単語帳の浮気をする生徒は、他の参考書の浮気も、例外なく激しかった。
反対に一流大学に合格した優等生たちは、学校で配布された英単語帳1冊を
一途に反復し、ボロボロになるまで使い込んでいた。
参考書も浮気をせず、自分が信頼できる厳選された本を、ひたすら反復していた。
受験に限らず、あらゆる資格試験は合格点が満点ということはまずない。
▼4割を落としても合格できるのだから、信頼できる英単語帳を1冊だけ完璧に
仕上げれば、何も恐れることはないのだ。
▼勉強前には必ず換気しておく。
集中して勉強したければ、どんなに寒い冬でも勉強部屋は換気することだ。
▼勉強開始までに、部屋に十分な酸素を補充しておけばいいことになる。
私の書斎は24時間、365日、常に喚換気している。
窓を全開にしているわけではなく、天井に小さな空調機が設置されており、
潤沢な酸素で満たされている。
▼眠くなったら、即仮眠する。
たいてい1時間以内、通常なら30分以内にパチリと目が覚めるはずだ。
しかも、寝る前に暗記ものを頭に詰め込んでおくと、目が覚めてから
確認したとき、驚くほど覚えているという特典付だ。
なぜ仮眠が良いのか、その根拠を2つ、ここで再確認しておこう。
1つは仮眠することによって、心身共にリフレッシュして勉強に集中できる
ということ。
今日も社長業を楽しみましょう。