こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
今日の一冊はコチラ!
『社長! そのスピーチ・話し方は信頼感を落とします。』朝日里佳(日本実業出版社)
組織のトップの立場にいれば、色んなシチュエーションで話をしないといけません。
その他、私もセミナー講師として年間30本程度を毎年こなしておりますので、
初心に返る意味でも大変参考になった本です。
それでは本日の赤ペンチェックを見てみましょう。
▼社長のスピーチで、その会社が判断される
「たかがスピーチ!されどスピーチ!」です。
社長のスピーチによって、なぜ会社全体が問われるのか?
それは、話し方にはその人の性格すべてが出るからです。
社長が話をする時は、そこに社長の人格が出て、それが会社全体の印象に
強い影響を与えます。社長のスピーチを聞いた聴衆は「社長がこんな話を
したから、この会社もそんな感じなんだろう」と思ってしまうのです。
▼メモには一字一句すべてを書かない
▼話の内容を印象づけて引き込む技術
・テンポ良く話す
「テンポ良く」というのは、音楽に乗るような感じです。
たとえばラップの音楽。ラップでは「え~、あの~」とはならないですよね。
次の言葉がすっと出てきます。
・時には身振り手振りを交えて話す
話していて、「ここは大切なので、ぜひ相手に伝えたい!」という気持ちが
盛り上がることがあります。そうなった時に全身を使って表現するのです。
握り拳にした両手を胸にもっていったり、手を胸に当てて話したり、手を
聴衆に向けるなど、体全体で表現してみてください。
・無言の「間」をつくる
「聴かせる」ためには、無言の「間」をつくるのも必須です。
たとえば、こんな具合です。
「私はこれから次のような事業を展開いたします」
こう話したあとに一瞬の「間」をつくります。すると聴いている人は
「何だ、何だ。次に何を話すんだ?」となります。
そうなったら、沈黙を破って語り始めます。
・「間」を入れるためのテクニック
では、「間」を入れるにはどうすれば良いのか?
まずは、勇気が必要です。しかし、ひるまずに挑みましょう。
次に、一瞬無言で遠くを見ます。
▼特にわざと声を小さくするのは効果的です。さらに、話を脱線させる時に
声を小さくすると効果抜群です。
▼声を急に小さくするのは効果的ですが、逆に声を急に大きくすると、
びっくりする人もいるので要注意です。聴き手の注意を引くには、
声を急に大きくして驚かせるよりは、逆に声を小さくした方が効果があります。
▼まずは堂々とすることです。
堂々とするためには常日頃から意識し、実践することが大事ですが、スピーチの
場では、少しゆっくりめに反応するとよいです。
たとえば、司会者から紹介されたら、あわてて立ち上がって聴衆に会釈するの
ではなく、一呼吸置いてから立ち上がり、さらっと聴衆全体に目を向けながら
会釈するといった具合です。
このように、少しゆっくりめの動作は、落ちつきを感じさせ、それが堂々として
いるという印象を与えます。
今日も社長業を楽しみましょう!