こんにちは、大阪駅前の税理士法人トップ財務プロジェクトの岩佐孝彦です。
本日の一冊はコチラ。
『一流になる力』小宮一慶(講談社)
それでは、本日の赤ペンチェックを見てみましょう。
▼自分でコントロールできることには全力を尽くせ!
他人のことは自分ではどうにもなりません。運不運も、自分ではどうにもなりません。
自分がコントロールできないことに文句を言っていても始まりません。コントロール
できないことには悩まないことです。それはもう捨てておくしかないのです。
実はこのことは、コントロールできることには全力を尽くすことと表裏一体です。
仕事で言うなら、たとえば不況は自分でコントロールできません。
しかしどんな不況でも、自分でできることはあるはずです。
それができる人には道が開けるものです。
「人事を尽くして天命を待つ」とは、つまりそういうことです。
どうにもならないことに悩んでいると、どんどんストレスが溜まっていきます。
それは意味がありません。ストレスに負けないためにも、自分でコントロールできない
ことに悩むのはやめましょう。
▼時間を制する者はお金も制す
幸せとは「自分が人生の主人であり、人生をコントロールしている」という充足感から
生まれてきます。人生をコントロールしていると感じるためには、仕事、さらにお金を
コントロールできていることが大切です。仕事とお金は、幸せの大前提だからです。
仕事をコントロールしているとはまた、「時間をコントロールしているか」という問いでも
あります。
「お金のことでいつも頭がいっぱいだとしたら、それはお金をコントロールできて
いない、お金に追われる人生だ」
というのは、時間についても同じことが言えます。
▼いつも「忙しい、忙しい」と焦っていて、時間のことで頭がいっぱいだとしたら、それ
は「時間に追われる人生」です。お金も時間も、何かを成すための手段にすぎません。
多いか少ないかより、それをコントロールしていることが大事です。お金をコントロー
ルするためには節約、つまりムダなことをしない、ムダなことにお金を使わない生活習
慣を持つことが不可欠です。
ただ最も節約の意識が必要なのは、お金よりむしろ時間についてかもしれません。
時間の無駄遣いをしない人は、お金の無駄遣いもしません。お金は持っていなければ、
管理できませんが、時間は誰にでも平等ですから、その気になれば、だれでもコントロ
ールできるし、それができているの人はお金も仕事もコントロールしています。
反対に時間のコントロールをしないと、お金も作れません。時間のコントロールはお金
のコントロールにつながっているのです。
▼プレジデント誌によれば、年収500万円の人はいつも「忙しい、時間がない」と感じて
いるのに対し、2000万円の人は「自分は時間を管理している」と思っている。
2000万円の人は、時間的には間違いなく忙しいはず。しかし500万円の人と比べて、
時間が不足しているとは感じていません。時間に対しても「自分が主人である」という
感覚がずっと高いのです。多くの人が気づいていないのですが、感覚的に「忙しい」という
ことと、物理的に「時間当たりの仕事量が多い」ということは違います。
「忙しい、忙しい」と言っている人は、実は客観的に見て忙しいわけでなく、時間を思うよう
に扱えないストレスを感じているだけなのです。つまり時間に使われているのです。
▼時間をコントロールしても、忙しさがなくなるわけではありません。むしろ、こなす仕事
の量は増えます。しかし自分がコントロールしていると思っている間は、仕事が多くても
ストレスはあまり感じません。仕事に対し前向きな気持ちが持て、より大きなアウトプット
が生まれてきます。それによって周囲から評価され、ストレスはさらに少なるのです。
う~ん、時間に関する記述箇所は胸にぐさりと突き刺さりました…(汗)
今日も社長業を楽しみましょう。