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【社会保険料対策】指揮官先頭

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ

税理士法人トップ財務プロジェクト代表

岩佐孝彦@税理士です。

 

税金は高い。

そんなイメージを

オーナー社長は皆んな持っています。

 

しかし岸田前総理の肝煎りだった、

 『定額減税(1人当たり4万円)』

により2024年税負担率は、

前年より下がっています。

 《注》

定額減税は2024年限定の措置

 

 

 

2024年7~9月の負担率でみると、

 

▼税負担率     …  7.0%

▼社会保険料負担率 … 20.2%

 

で歴然とした差があります。

 

悪の権化(?)は税金よりも、

社会保険料なのです。

オーナー経営者の多くは、

節税努力を行っているでしょう。

 

我々税理士の存在価値も、

「節税を語ってナンボの世界」

です。

 

しかし節税といっても、

部分最適の思考で、

税金だけを見ても効果は薄い。 

 

お金を賢く残すには、

 

 『税金&社会保険料の全体最適』

 

の視点が必要不可欠です。

 

これは経営者としての

時流適応なのです。

 

戦前の海軍兵学校では、

海軍エリートを養成していました。

 

そこでの教えは、

【指揮官先頭】

でした。

 

リーダー(Leader)とは、

 

 「リードする人

  = 先頭にいる人」

 

を意味します。

 

教える人(=Teacher)では

ありません。

 

リーダーは先頭に立ち、

部下と同じ方向に向かって立つ。

そんな存在であるべきです。

 

つまり部下には、

背中を見せるのです。

 

越智直正氏。

「靴下屋」創業者。

タビオ店舗は全国270店。

 

私(岩佐)が車で移動中に、

日経トップリーダーの 

『トップのCD』

で越智氏の講演を

聴いていた時のお話。

 

もう10年ほど前ですが、

強烈に記憶に残っているのは、

講演最後のお言葉でした。

……………………………………

社長が平日の昼間から、

ゴルフに行ったり、

夜酒飲んで遊んでいて、

社員が本気で

仕事すると思っているのか!

…………………………………… 

社長を小学生のように叱り飛ばす。

“社長の教祖”の異名を持つ。

一倉定氏を彷彿させる

お言葉でした。

 

まさに、指揮官先頭ですね。

経営者が懸命に仕事している

背中を社員に見せる。

 

これは組織マネジメント上の

基本中の基本なのです。

 

社会保険料対策についても、

指揮官先頭を見せるべきです。

 

人手不足時代にヒトを資産とみなし、

 「社員の物心両面の幸福の追求」

を図るうえで、

指揮官先頭の精神を持って下さい。

 

まずは経営者自身が、

社会保険料対策を万全にするのです。

 

具体的には以下の通り。

 

▼現役世代(65歳未満)の経営者

 

⇒ 出張日当(社会保険料対象外)

  の旅費規程の整備

 

⇒ 事前確定届出給与を活用した

  社会保険料の適正化対策

 

▼65歳以上の経営者

 

⇒ 在職老齢年金対策

 

⇒ 高額医療費対策

 

上記対策を顧問税理士に相談し、

進めなければなりません。

 

出張日当は税金の領域ですから、

部分最適の思考でも大丈夫です。

 

しかし、その他の論点は、

税金だけの知識では対応不可能です。

全体最適の思考が必須でしょう。

 

経営者の社員に対する賃上げ努力も

社会保険料で水の泡?

 

だからこそ、

経営者も社員も、

社会保険料対策が必要な時代が到来へ。

 

税理士法人及び社労士法人の

経営者の端くれとして、

警鐘を鳴らしたいと思います。

今日も社長業を楽しみましょう。

 

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