こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
前回のお話の続きです。
富裕層優遇の税制の恩恵を
米国の富裕層は他力本願で
享受しているだけではありません。
『1億円貯める方法を
お金持ち1371人に聞きました』
(トマス・J・スタンリー著)
(文響社)
この中に興味深いデータが
掲載されています。
この1年間に億万長者は
何をしてきたのか??
彼らの時間の使い方に関する
統計データです。
▼1位(85%)
税務の専門家に
アドバイスを受ける
▼2位(81%)
美術館に行く
▼3位(68%)
地域活動(市民活動)を行う
▼4位(67%)
庭の手入れをする
▼5位(64%)
慈善のために募金活動をする
▼6位(62%)
メジャーリーグの試合観戦
▼7位(61%)
同業者組合の活動をする
▼8位(60%)
ブロードウェイの演劇を見る
▼9位(57%)
資金集めのパーティーに出席する
▼10位(56%)
海外旅行をする
以上、いかがでしょうか?
億万長者と言えば、
贅沢三昧の生活のイメージが
ありますが、
彼らの余暇活動ナンバーワンは、
「税務の専門家に
アドバイスを受ける」
なのです。
税務の専門家を雇える富裕層が、
節税対策や資産防衛を実行し、
お金を賢く残している。
税金対策に関しては、
専門家にアウトソーシングする。
そんな彼らのライフスタイルが
顕著に見えるのです。
ドラッガーはこう言いました。
…………………………………………
トップマネジメント以外は
すべてアウトソーシングできる。
…………………………………………
「私になったつもりで、
我が社のことを考えて下さい」
これはアウトソーシングできません。
自社について本質的に、
「考える」
ことができるのは経営者しかいない。
かつての人口増加時代に
通用した規模拡大型経営は、
人口減少時代の今、
大きな転換期にあります。
賃上げと値上げをセットで
遂行できるのか?
経営手腕が問われています。
新規案件のお話を頂いた際に
経営者からよく聞かれる言葉。
「うちの税理士は
何も提案してくれないから、
私が自分で調べて、
税金対策を考えています。
そのうえで間違っていないか、
税理士に聞いています。」
これは、
経営者の時間の使い方として、
改善の余地ありです。
税理士業界発展のためにも、
私たちがしっかりせねばなりません。
アウトソーシングできることは
一任し、
経営者にしかできない、
経営者がやるべき仕事として、
本質的に考え、意思決定する。
このことだけにフォーカスする。
そんな経営者に
お役立ちできるように、
私達も日々精進してまいります。
今日も社長業を楽しみましょう。