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楽観的な“臆病者”であれ

こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ

税理士法人トップ財務プロジェクト代表

岩佐孝彦@税理士です。

 

住所非表示にするのは臆病者なのか?

 

“臆病者”と言われたら、、、

 

誰も良い気はしませんね。

 

辞書で「臆病」を引いてみると、

 

*物に恐れやすい性質

*ちょっとした事にも恐れること

 

と確かに書いてあります。

 

しかし、

臆病さこそが経営者の武器である。

 

重責を担う経営者にとって、

臆病さは美徳である。

 

そんな理念をお持ちの

名経営者がいらっしゃいます。

 

ブリジストン元社長の著書です。

 

 

 『臆病な経営者こそ「最強」である』

  (荒川詔四著)

  (ダイヤモンド社)

 

 

世界は“危険”に満ちています。

 

自助努力で危機管理しても、

 

▼地政学的な状況

▼政治情勢

▼経済情勢

▼株価&為替

 

など、

完全にコントールできる主体など

この世に存在しないでしょう。

 

ましてや、

一企業の経営者の力で

どうにかできるものではありません。

 

いつ何が起こるか、わからない。

 

この危険な世界の中で、

サバイブするためには、

猛獣の出現に怯える動物のごとく、

研ぎ澄まされた、

臆病な目で世界を見つめる。

 

自社がさらされているリスクを

鋭敏に察知し、

そのリスクを乗り越えるために

的確な手立てを講じる。

 

これこそが経営者の果たすべき

最も重要な役割の一つです。

経営者たる者、

自分の内面にある“臆病さ”を

最大限に発揮し、

 

それを“武器”に

しなければなりません。

 

 

ただリスクを察知するだけでは

不十分です。

 

重要なのは、

察知した様々なリスクを検証し、

 

 「真に恐れるべきものは何か」

 

を見極めることです。

 

そのうえで勇敢に決断を下す。

リスクに怯え、震え上がり、

決断を先延ばしにし、

いたずらに時間を浪費させる。

 

リスクを恐れて、

必要な時に決断できない。

 

これは経営者として

絶対避けなければなりません。

荒川氏はこう言います。

……………………………………

「そういう人って、

 本当に臆病なのだろうか?」

という疑問も禁じえないのです。

 

いや、

「失敗を恐れて、

 積極的な挑戦をしない」

という選択肢を

いつも選んでいる経営者こそ、

それは随分と、

 “図太い了見”

だとすら思うのです。

……………………………………

 

 

リスクを一切取らず、

何一つ挑戦しなければ、

苛烈な市場競争の中で

自然淘汰されるのは必至です。

 

そのことを真っ当に恐れるなら、

果敢に挑戦する覚悟が

決まるはずです。

優れた経営者はどんなに

豪胆なイメージを身に纏っていても、

その奥底では、

臆病な目を光らせている。

その眼光の鋭さを持っている。

 

創業20年&税理士登録27年の

経験則から私(岩佐)が言えること。

 

楽観的な“臆病者”という姿こそ、

優れた経営者の条件かもしれません。

今日も社長業を楽しみましょう。

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