こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
今日は「スポーツの日」の祝日ですね。
私(岩佐)はゴルフなど、
今は球技を一切しておりませんが、
週4~5日は3.5キロのランニングは
欠かさずやっております。
運動は健康管理上、大切ですね。
さて、人件費の抑制努力は、
もはや限界に達しています。
ヒトを安く使うという発想は
通用しなくなりました。
利益を“絞り出す”べく、
人件費を無理に抑制した結果、
現場が崩壊すれば、
顧客サービスは劣悪なものになり、
オペレーションが成り立ちません。
但し、経営の普遍的な原則として、
「利益=売上-経費」
である以上、
業績が良い時に大判振る舞いすれば、
従業員は喜ぶかもしれませんが、
そんなことは長続きしません。
むしろ会社を根っこから
腐らせる結末を迎えかねません。
経営者の“緩み”は、
組織全体の“緩み”につながります。
その結果、
ムダな経費ばかりが増え、
贅肉過多の脆弱な組織に変質へ。
十分注意しなければなりません。
人件費だけではありません。
2,911品目の食品も値上げへ。
年内最大の値上げラッシュとも
言われています。
経営者は、
【インフレ対応型ビジネスモデル】
に変革していかねばなりません。
インフレ型ビジネスモデルを
実践するためには、
“従来のコスト重視型の
デフレ対応型モデル”
を捨てなければなりません。
利益に対する概念を
変えなければならないのです。
従前のデフレ対応型モデルは、
▼利益
=コストを削減し、“絞りだす”
という概念でも通用しました。
しかし時代は大きく変わった。
これからのインフレ対応型モデルは、
▼利益
=経営の質を高め、 “創造”する
という概念でなければならない。
デフレ時代に日頃から、
「コスト重視・経営効率」
を重視してきたマインドと
真逆が求められているのです。
従前のデフレ時代は、
【ローコストオペレーション】
が重要視されてきました。
これからのインフレ時代は、
【リーン&ストラテジック】
でコストと付き合うべし。
リーン(Lean)とは、
“贅肉が無く、引き締まった筋肉質”
という意味です。
つまり、
▼節減できることは節減する
▼生きガネだけを使う
ということです。
ストラテジック(Strategic)とは、
“戦略的”
という意味です。
つまり、
▼節減できたコストを
戦略的な投資に回す
ということです。
大切なのは、
ローコストオペレーションの
ように、
コスト削減一辺倒に
走るのではなく、
リーンとストラテジックを
必ずペアで考えることです。
そうすることで初めて、
現場と力を合わせ、
経営の質を高めることができ、
その結果として、
持続的成長を遂げる企業に
成長発展していけるのです。
今日も社長業を楽しみましょう。