こんにちは、JR大阪駅前のTFPグループ
税理士法人トップ財務プロジェクト代表
岩佐孝彦@税理士です。
年末調整廃止は難しいとしても、
言い加減“紙ベース”で、
【扶養控除等申告書】
【保険料控除等申告書】
を回収するのはもうやめましょう。
年末調整事務をアナログで
従業員に必要用紙を書いてもらうのは、
完全に時代遅れです。
前々年度に発行した法定調書が
種類ごとに見て、
100枚以上である企業については、
【年末調整の電子化の義務化】
(2021年1月申告分から)
となっています。
“紙”が消える波は、
【手形取引】
にも及んでいます。
SMBC・三菱UFJ・みずほの
3大メガバンクは、
【2025年度中に
手形・小切手の発行終了】
の方針を打ち出しました。
(9月6日付の日経新聞より)
これによって、
地方銀行なども追随するでしょう。
中小企業の決済から、
紙が完全に消えるのです。
中小企業の金融取引は、
電子決済に移行し、
▼効率性
= 債権の分割
▼安全性
= 紛失や盗難リスクなし
が高まる効果が期待できます。
電子記録債権は実際のところ、
2023年に約700万件と、
まだ紙の手形・小切手に比べると、
少ないものの、
利用件数は年率2割のペースで
伸びています。
年末調整事務も、
従業員がスマホで入力すればOK。
必要書類も電子データで受領OK。
年末調整で紙に埋もれる??
こんなの完全にナンセンスです。
今日も社長業を楽しみましょう。